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ブルース・マーチ|名演の陰に名ドラマーあり【ジャズ耳養成マガジン JAZZ100年】第17巻より

文/後藤雅洋

世間のみなさんにジャズならではの特徴を質問すると、多くの方々が「リズム」あるいは、「アドリブ」と答えます。そしてリズムは誰にでも実感でき、そのぶんアドリブよりわかりやすい。それだけリズムはジャズにとって重要な要素といえます。ロックだってリズミカルな音楽だとおっしゃる方もいますが、ロックンロールの歴史をひもとけば、その源流に黒人音楽であるリズム・アンド・ブルース(R&B)があり、そしてそのR&Bとジャズは親戚関係にあるのですね。

ジャズではもちろん全員がリズミカルに演奏しますが、そのリズムの肝を握っているのが今回のテーマ、ドラムスとベースなのです。とりわけ打楽器なのでリズム表現が明確なドラムスは、ジャズにおけるリズムの主役です。それを裏付けるように、トランペットはじめピアノやベースなど、ほとんどがクラシック用楽器からの転用であったジャズ楽器のうち、唯一「ジャズ専用楽器」がドラム・セットなのです。ちなみに「ドラムス」と複数形でいうのは、セットが複数のドラムでできているから。

そして演奏の動きが派手なため、ドラムスもまたトランペットと並んでジャズの花形楽器といえるでしょう。第12号「映画とジャズの出会い」で、石原裕次郎主演の映画『嵐を呼ぶ男』の話をしましたが、ヒーロー裕次郎に似合いの役柄は、やはりドラマーなのですね(「♪おいらはドラマー~」)。この映画にはふたりのドラマーが競い合う「ドラム合戦」のシーンがありましたが、昭和30年代、日本ジャズ界の大御所にして楽しい「ホラ話」で有名なジョージ川口や、同じく一時代を画した名ドラマー、白木秀雄らによって行なわれた華やかなドラム合戦は、ジャズの普及に大いに貢献しました。ちなみに、『嵐を呼ぶ男』の裕次郎の吹き替えを演じたのがこの白木なのです。そしてアート・ブレイキーやマックス・ローチといった来日ドラマーによる、さまざまな組み合わせのドラム合戦も盛大な人気を呼びました。

誰にでもリズムが明確に体感できるドラムスが、ジャズ演奏のリズム・キーパーであることは容易に理解できると思いますが、その役割はじつは多岐にわたっているのです。わかりやすい例はアート・ブレイキーでしょう。ご存じのように、彼は「ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」というグループのリーダーでもあります。つまり彼のドラミングは、リズム・キーパーとしての役割と同時に、バンド全体を統括する「司令塔」としての機能も担っている。

その結果、アート・ブレイキー率いる「ザ・ジャズ・メッセンジャーズ」の演奏からは、明らかに「ブレイキーの音楽」というテイストが感じ取れるのです。他方、第11号「ジャズ史④」に登場したピアニスト、デューク・ジョーダンの「フライト・トゥ・ジョーダン」のサイドマン、アート・テイラーのドラミングなどは、演奏を支える重要な役割こそ果たしているものの、とりわけ「アート・テイラーのカラー」というようなものは聴き取りにくい。

それは彼がサイドマンだから、という理由だけではありません。同じサイドマンでも、第3号のソニー・ロリンズ「朝日のようにさわやかに」におけるエルヴィン・ジョーンズなどは、たんなる「脇役」にとどまらない存在感を示しています。脇からドラミングでロリンズを煽っている。そしてソロでも他のドラマーとはひと味違う「個性」を発揮しているのです。

つまり、演奏を支える「職人的」ドラマーと、もう少し自己主張するタイプのドラマーに分かれるのですね。私はどちらのタイプも好きです。面白いもので、ノリの悪い演奏はたいていドラマーがいまひとつなのですね。ピアニストやホーン奏者がよい演奏をしていると、私たちの気持ちは彼らに集中しがちですが、そういう演奏は間違いなく職人ドラマーがいい仕事をしている。彼らのリズムは完全にピアニストやホーン奏者と一体になっているので目立ちにくいけれど、そのこと自体がメンバー全員の演奏を心地よく盛り上げているのです。

■進化しつづけるジャズ・ドラム

ドラマーのリズムは多彩です。モダン・ドラムの開祖といわれたケニー・クラークのおおらかなリズム。彼に続くマックス・ローチの正確無比なリズムに対し、ビート自体が波打つようなエルヴィン・ジョーンズのドラミングはまさに対照的。また、同じ煽り方でもアート・ブレイキーとロイ・ヘインズでは微妙にやり方が違う。こうしたドラマーの違い自体も面白いのですが、それら多様なリズムがフロントのホーン奏者たちと絡むと、本当にさまざまな「ノリ」が生まれ、それがジャズの醍醐味ともなっているのです

1960年代にマイルス・デイヴィス(トランペット)のグループで颯爽とデビューしたトニー・ウイリアムスのスピード感溢れるドラミングは、まさに新世代の息吹を感じさせました。そして60年代後半には、現在も活躍中のジャック・ディジョネットが華々しくシーンに登場しましたが、彼の色彩感のあるドラミングはドラムという楽器のイメージを変えるものでした。このように時代とともにジャズ・ドラムは進化し、その勢いは現在も続いているのです。

文/後藤雅洋(ごとう・まさひろ )
1947年、東京生まれ。67年に東京・四谷にジャズ喫茶『いーぐる』を開店。店主として店に立ち続ける一方、ジャズ評論家として著作、講演など幅広く活動。

>>「隔週刊CDつきジャズ耳養成マガジン JAZZ100年」のページを見る

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