『内転筋群』のストレッチ
座ったあとに腰が伸びない症状を改善するストレッチで、筆者の経験上最も効果があるのは開脚のストレッチです。
図のように脚をできるだけ開いて上半身を前に倒すストレッチですが、これができない方も多いので、次のように片脚を曲げておこなうことをおすすめします。
これでもつらい場合は、伸ばしている方の脚の膝を少し曲げてもオーケーです。
上半身を前に倒すと内腿や腿裏が伸びます。
適度に伸びたところで止めて、30秒ほどその姿勢を保ちます。
楽に深呼吸をして身体の力を抜いてください。
30秒ほどで上半身を元に戻します。
30秒を1セットとして、2~3セットおこないましょう。
軽く伸びるだけでも良いですから、無理をしすぎないように気を付けてください。
ワイドスクワットや開脚ストレッチをおこなうことで、逆に痛みやしびれが増したり、不快感を感じたりする場合もあります。
そのような場合は速やかに中止してください。
過去の記事でご紹介したストレッチなどもおこなうとより効果的です。
テニスボールで腰ほぐれる!5分でできる簡単ストレッチ【川口陽海の腰痛改善教室 第4回】
腰の片側の痛みを改善!自宅でできる簡単ストレッチ【川口陽海の腰痛改善教室 第5回】
ヘルニア・狭窄症|ストレッチで改善する座っている時の痛みやしびれ【川口陽海の腰痛改善教室 第8回】
ぜひご参考になさってください。
文・指導/川口陽海
厚生労働大臣認定鍼灸師。腰痛トレーニング研究所代表。治療家として20年以上活動、のべ1万人以上を治療。自身が椎間板へルニアと診断され18年以上腰痛坐骨神経痛に苦しんだが、様々な治療、トレーニング、心理療法などを研究し、独自の治療メソッドを確立し完治する。現在新宿区四谷にて腰痛・坐骨神経痛を専門に治療にあたっている。
【腰痛トレーニング研究所/さくら治療院】
東京都新宿区四谷2-14-9森田屋ビル301
TEL:03-6457-8616
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