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健康

専門医が教える、急にめまいが起きた時のセルフケア|『めまい・メニエール病を自力で治す最強事典』

文/鈴木拓也

専門医が教える、めまいを自力で改善できるセルフケア|『めまい・メニエール病を自力で治す最強事典』

周囲の風景がぐるぐると回っているような感覚に襲われ、気分が悪くなる「めまい」。これには様々な原因が考えられるが、平衡感覚を司る神経の老化や動脈硬化から起こるものもあるため、概してシニア層に多い。
脳出血など生命にかかわる病気が隠れている可能性もあるが、ほとんどのめまいは、極度の心配は要らないものとされている。

とはいえ、突然めまいに見舞われれば、恐怖感はあるし、日常生活にも支障が出る。

めまいが、シニア層を含めた各世代に増えていることをふまえ、最近になってめまいをテーマにした書籍・ムックが何点か刊行されている。その中でもおすすめしたいのが『めまい・メニエール病を自力で治す最強事典』(マキノ出版)だ。本書は、23人の医師や専門家が共同執筆した、めまいのセルフケア集の決定版。めまいに悩む人たちに有用な情報が盛り込まれており、とても参考になる。例えばどのようなセルフケアがあるか、ここで幾つか紹介してみよう。

■急にめまいが起きたら

今までめまいとは無縁の生活を送ってきたのに、突発的にめまいが起こったら、どうしたらよいのだろうか?

共同執筆者の1人、川越耳科学クリニックの坂田英明院長は、ひとまず以下の対処を試みるようアドバイスする。

・めまいがしない姿勢を取る
・衣服をゆるめる
・目は閉じないで一点を見る
・治療中の人は、吐き気止めなどの薬を服用する
・風通しのいいところで休む

そして、念のために病院で検査・治療を受けておく。検査で脳などに異常が見られなければ、めまい相談医のいる耳鼻咽喉科を受診するのがベストだという。

■薬だけではめまいは治らない

めまいは薬のみで治すものではないと、複数の医師が力説している。重要なのは「食事や運動といった生活習慣の改善」であり、良薬を服用しても生活習慣がなおざりだと、めまいは快方には向かわない。
坂田院長は、励行すべき生活習慣を12項目列挙している。例えば―。

・ラジオ体操や散歩をする
・水分を十分にとる
・カフェイン飲料、酒、タバコは控える
・ひじ枕の姿勢でテレビを見ない
・耳に負担をかけない(ヘッドホンの長時間使用、長電話は避ける)

特に大事なのは、体操や散歩などをして「体を動かすこと」。また、朝夕の2回、30分ずつの速歩をすすめているのは、めまいメニエール病センターの高橋正紘院長。最近、罹患者が増加している「良性発作性頭位めまい症」なら、この速歩を1か月続ければ治るという。

■メニエール病は腹式呼吸で改善

めまいを引き起こすことで知られるメニエール病。これには、「強いストレスや疲労、睡眠不足などからくる自律神経のバランスの乱れ」が関係していると説くのは、JCHO東京新宿メディカルセンターの石井正則医師(耳鼻咽喉科診療部長)だ。

石井医師は、来院するメニエール病患者の多くが、日頃のストレスや緊張により浅い胸式呼吸をしていることに気づき、その逆の腹式呼吸を指導したところ、症状に改善が見られたという。

そのやり方は、本書では次のように説明されている。

1. 椅子に深く腰掛けて、足を肩幅に開く。背もたれに背中をつけ、上体をまっすぐに伸ばす。へその上に、両手のひらを軽くあてる。
2. おなかに空気を送るイメージでおなかをふくらませながら、鼻からゆっくりと息を吸う。
3. おなかの息を吐き切るイメージでおなかをへこませながら、2と同じ時間をかけて、鼻からゆっくりと息を吐く。

これを1日に3分行う。呼吸に慣れてきたら、吐く時間を吸う時間の2~3倍にするとより効果的とのこと。

■梅しょうが茶でめまいが改善

本書には、めまいの症状を改善する飲食物も何種か登場する。その1つが、梅しょうが茶。カップ1杯の緑茶か紅茶に、すりおろしたショウガ10g(親指大)と種を除いてつぶした梅干し1個を入れ、かき混ぜて出来上がり。1日2~3杯を飲み続けることで、改善・完治が期待できるという。材料に含まれるクエン酸、辛み成分、カテキン、カフェインが、全身の血流を良くし、これがめまい改善につながるのではないかとしている。

■こりを治してめまいも治す

耳鼻科で治療を受けてもめまいが改善しない人の中には、肩や首のこりを抱えている人がいて、こちらを治すとめまいも良くなることがあるという。特に体感覚に異常が生じるほどのこりで、平衡感覚にも弊害を起こしている場合は、こりの治療が先決になると、関西医療大学保健医療学部の北川洋志助教は言う。その上で、すすめられているセルフケアが「顔の横さすり」。

やり方は、側頭筋のある両耳の上に、握りこぶしの第二関節を当てて、細かく上下に揺らしながら5秒ほど押すというもの。めまいが起きたときに、「痛気持ちいい」と感じられる強度で押すと効果がある。また、朝晩行ってめまいを予防することもできる。
早く治したいと、気がはやって長時間行うのはよくないので、やりすぎには注意。

*  *  *

上記で紹介したものを含め、本書にあるセルフケアは、いつもどおりの生活をしながら手軽に続けられるものばかり。通院と並行して、無理のない範囲でいくつかやってみるとよいだろう。

【今日の健康に良い1冊】
『めまい・メニエール病を自力で治す最強事典』

http://www.makino-g.jp/bookdetail/isbn/978-4-8376-1330-5/

(マキノ出版編、本体1,300円+税、マキノ出版)

『めまい・メニエール病を自力で治す最強事典』

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社役員を退任後、フリーライター兼ボードゲーム制作者となる。趣味は散歩で、関西の神社仏閣を巡り歩いたり、南国の海辺をひたすら散策するなど、方々に出没している。

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