文士の逸品
文士の逸品に関する記事39件
◎No.39:森茉莉のぬいぐるみ(撮影/高橋昌嗣) 文/矢島裕紀彦 文豪・森鴎外の娘。箸や茶碗より重いものを持たぬお嬢様…
◎No.38:中勘助の匙 文/矢島裕紀彦 中勘助は、子どものころ、虚弱体質だった。生まれて間もなく、全身に吹き出物ができ…
◎No.37:林芙美子の灰皿(撮影/高橋昌嗣) 文/矢島裕紀彦 告別式における川端康成の言葉が、常とは趣を異にしていた。…
◎No.36:宮澤賢治のチェロ(撮影/高橋昌嗣) 文/矢島裕紀彦 それは、ガラスケースの中に封印されていた。岩手県花巻市…
◎No.35:尾崎士郎の下駄(撮影/高橋昌嗣) 文/矢島裕紀彦 東京・大田区山王の尾崎家を訪れると、部屋の片隅に奇妙な下…
◎No.35:堀辰雄の蓄音機(撮影/高橋昌嗣) 文/矢島裕紀彦 長野県軽井沢町にある軽井沢高原文庫に、堀辰雄の山荘が移築…
◎No.34:遠藤周作のマリア像(撮影/高橋昌嗣) 文/矢島裕紀彦 いくつもの顔を有していた。シリアスな題材を扱う純文学…
◎No.32:火野葦平の石像(撮影/高橋昌嗣) 文/矢島裕紀彦 河童の民話が伝わる土地に生まれ育ち、幼いころ父親から寝物…
◎No.31:永井荷風の蚊遣り 文/矢島裕紀彦 昭和11年(1936)1月30日、永井荷風はふと筆をとり日…
◎No.30:野村胡堂の蓄音機(撮影/高橋昌嗣) 文/矢島裕紀彦 『銭形平次捕物控』の作者である野村胡堂は、頗るつきのク…
◎No.29:田中英光の本 文/矢島裕紀彦 東京・駒場の日本近代文学館に蔵される多量の図書の中でも、これは異色中の異色だ…
◎No.28:坂口安吾のストップウォッチ 文/矢島裕紀彦 「一生涯(略)走りつづけて、行きつくゴールというものがなく、ど…
◎No.27:三浦綾子の手鏡 文/矢島裕紀彦 へその緒が首に巻きつき仮死状態で生まれ、体の奥に蒲柳(ほりゅう)の質を抱え…
◎No.26:夏目漱石の旅行ガイドブック 文/矢島裕紀彦 明治・大正期に海外へ出かける日本人留学生の多くが手にした、定番…
◎No.25:夏目漱石の剃刀 文/矢島裕紀彦 ロンドンの夏目漱石は、計5回の宿替えをした。だが、どこに住んでも、一日が朝…
◎No.24:夏目漱石の日記帳 文/矢島裕紀彦 宮城県仙台市の東北大学附属図書館漱石文庫に、夏目漱石留学時の2冊の日記-…
◎No.23:夏目漱石の万年筆 文/矢島裕紀彦 明治33年(1900)9月8日、夏目漱石を乗せた汽船プロイセン号が横浜港…
◎No.22:佐藤春夫の絵の具箱 文/矢島裕紀彦 中学在籍中から『明星』や『スバル』に短歌を発表し、文学的早熟ぶりを発揮…
◎No.21:谷崎潤一郎の長襦袢 文/矢島裕紀彦 長襦袢と呼ぶには、余りにも絢爛豪華な姿であった。兵庫県芦屋市の谷崎潤一…
◎No.20:サトウハチローのキャッチャーマスク 文/矢島裕紀彦 詩人で作詞家のサトウハチローは「野球狂」だった。腕に覚…
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