新着記事

自宅で焼酎パーティを開きたくなる美濃焼の焼酎サーバー

東京の伝統工芸の魅力を発信!『進化する粋 東京手仕事展』日本橋三越本店で開催中

【管理栄養士が教える減塩レシピ】|みずみずしい新生姜を使った甘酢漬け&豚バラ巻き

【管理栄養士が教える減塩レシピ】|みずみずしい新生姜を使った甘酢漬け&豚バラ巻き

【ビジネスの極意】なぜ部下は経営理念を理解できないのか?

【ビジネスの極意】なぜ部下は経営理念を理解できないのか?

ビジネスシーンの口臭に要注意!|「特に口臭が気になった相手」第1位は50代男性!

焦がさず焼けて煙らない!画期的な立体囲炉式炭火コンロ

ピアノサロン・クリストフォリのコンサート

ベルリンのトルコ人街にあるクラシックライブハウス、「ピアノサロン・クリストフォリ」で一期一会の音楽と出会う

親の終の棲家をどう選ぶ?|要介護認定が必要なことさえ知らなかった――若年性認知症になった母【後編】

親の終の棲家をどう選ぶ?|要介護認定が必要なことさえ知らなかった~若年性認知症になった母【後編】

親の終の棲家をどう選ぶ?|要介護認定が必要なことさえ知らなかった――若年性認知症になった母【前編】

親の終の棲家をどう選ぶ?|要介護認定が必要なことさえ知らなかった~若年性認知症になった母【前編】

アロハ オン ザ ガンジェズ ホテル

デジタルデトックスができる!世界のリトリートホテル6選

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号

サライ7月号付録「筋トレチューブ」トレーニング動画公開中!

通販別冊『大人の逸品』最新号はこちら

ピックアップ記事

  1. ファストバックはリアのデザインが特徴的。セダンは伸びやかなデザインでありながら「塊感」があり、走る姿も美しいと想像させるものに仕上がっている。
  2. オリックス・リビング社長、森川悦明氏。「グッドタイム リビング センター南」にて撮影。

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

趣味・教養

『風立ちぬ』作者・堀辰雄の心を癒した蓄音機【文士の逸品No.35】

◎No.35:堀辰雄の蓄音機(撮影/高橋昌嗣)

堀辰雄の蓄音機(撮影/高橋昌嗣)

文/矢島裕紀彦

長野県軽井沢町にある軽井沢高原文庫に、堀辰雄の山荘が移築されている。昭和16年(1941)から19年まで、毎夏を過ごした建物である。

辰雄愛用の蓄音機は、その山荘の一室に、ひっそりと置かれていた。昭和14年(1939)春に入手した、米国製の手廻しの蓄音機。辰雄はこれを使って、クラシックの名曲の数々に耳を傾けた。

実のところ、辰雄の小説の誕生には、クラシック音楽が深く関わっていた、と辰雄の妻・多恵さんに聞いたことがある。代表作のひとつ『美しい村』は、バッハの『ト短調の遁走曲』にヒントを得てフーガ形式で書かれたものだった。また、「本当に小説らしい小説を書いた気のする作品」と辰雄自ら称した『菜穂子』が完成するまでにも、ショパンの『前奏曲』やシューベルトの『冬の旅』が大きな力づけになっていたという。

作家の中村真一郎が、まだ学生時代、訪問した堀家で突然の胃痙攣に襲われたとき、医師が到着するまでの間、苦痛を少しでも和らげようと辰雄がその耳もとで鳴らしたのも、この蓄音機だった。

文/矢島裕紀彦
1957年東京生まれ。ノンフィクション作家。文学、スポーツなど様々のジャンルで人間の足跡を追う。『サライ.jp』で「日めくり漱石」「漱石と明治人のことば」を連載した。

写真/高橋昌嗣
1967年桑沢デザイン研究所 グラフィックデザイン科卒業後、フリーカメラマンとなる。雑誌のグラビア、書籍の表紙などエディトリアルを中心に従事する。

※この記事は、雑誌『文藝春秋』の1997年7月号から2001年9月号に連載され、2001年9月に単行本化された『文士の逸品』を基に、出版元の文藝春秋の了解・協力を得て再掲載したものです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 森茉莉が可愛がっていた犬のぬいぐるみ【文士の逸品No.39】
  2. 中勘助が幼少期に使っていた銀の匙【文士の逸品No.38】
  3. 林芙美子が出版記念品として配った灰皿【文士の逸品No.37】
  4. 音楽好きの宮澤賢治が奏でたチェロ【文士の逸品No.36】
  5. 文士・尾崎士郎が履いていた奇妙な下駄【文士の逸品No.35】
PAGE TOP