新着記事

【お詫び】新型コロナウイルス感染症の影響による『サライ』4月号の付録変更について

孫の世話をするのは、当たり前ではない!「ばぁば」の半数以上が「孫育て」にモヤモヤしている

【嫌な部屋干しの臭い】生乾きの臭いを解消する有効な対策とは?

電動フルオートアンブレラ|開閉の途中で止められる、完全自動の電動傘

【京都人のお墨付き】「京料理 貴与次郎」店主・堀井哲也さんおすすめの和菓子「中村軒」

毎週月曜日更新!「ニャンコ先生の開運星占い」(2/24~3/1)射手座~魚座編

毎週月曜日更新!「ニャンコ先生の開運星占い」 (2/24~3/1)獅子座~蠍座編

毎週月曜日更新!「ニャンコ先生の開運星占い」(2/24~3/1)牡羊座~蟹座編

車でおでかけ途中に子どものテンションを下げないコツ

ドイツ製折りたためるエルゴクラッチ【非課税品】|軽くて丈夫。持ち運びも楽な肘当て付きステッキ

通販別冊『大人の逸品』最新号はこちら

LINE公式アカウントでも記事を配信中

友だち追加

お気軽に友達追加してください

サライ本誌最新号(クリックで試し読み)

ピックアップ記事

  1. 北大路魯山人作「つばき鉢」1938年

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

サライ7月号付録「筋トレチューブ」トレーニング動画公開中!

趣味・教養

【インタビュー】『麒麟がくる』で斎藤道三を演じる本木雅弘。大河に新たな伝説が生まれる予感

『徳川慶喜』での主演以来22年ぶりの大河ドラマ出演。取材を通じて感じる、道三役への並々ならぬ決意に、期待感だけが高まる。

『徳川慶喜』での主演以来22年ぶりの大河ドラマ出演。取材を通じて感じる、道三役への並々ならぬ決意に、期待感だけが高まる。

蝮、梟雄などといわれて恐れられた美濃の戦国大名・斎藤道三。
これまで世にでた小説や歴史ドラマなどでは、策略家にして野心家、無慈悲に敵を欺き、容赦なく殺すといったイメージで描かれてきた。

しかし、池端俊策さんが脚本を手掛ける大河ドラマ『麒麟がくる』では、少し違った角度から人間道三を見つめている。道三を演じるのは、1998年放送の『徳川慶喜』以来、実に22年ぶりの大河ドラマ出演となる本木雅弘さんだ。

道三を演じるにあたっての意気込みを伺ったところ、事前に綿密に資料を読み、入念に下準備をしたうえで役に取り組む本木さんの姿勢が見えてきた。

「斎藤道三というのは、一代でのし上がったわけではなく、父親が油売りから成り上がり親子二代で国盗りをしたというのが近年の通説です。つまり、次世代の道三自身は武士の子として生まれ育ったある程度エリートなんです。武士としての磨かれた素養は勿論のこと、かつて商人でもあった父が残した経済への意識も強い。一国をひとつの大きな会社として見た場合、その主である道三は有能な経営者として非常に高いスキルを持っていたと思うんです。相当具体的な戦略がなければ、大勢を束ねて戦で勝ち上がっていくことはできませんから」

自身が演じる斎藤道三という人物について、本木さんはこう分析する。

「これまでは野心の塊という人物にとらえられてきましたが、脚本の池端先生が、道三の時代の人々は嬉しい、悲しいっていう感情がいい意味ですごく溢れていたし、もっと瑞々しく、濃く生きていたっていうんですね。道三自身も織田信長や明智光秀を見出す先見性があったということは、やはり基本的には人間への興味が深く、生きることに愛情があった人だと思います。戦国の世に生まれた自分と真正面から向き合い、最後までその立場を全うした人だと思うんです。道三のそういうどこか筋の通った人間味を匂わせるようなお芝居ができればいいですね」

●辞世の句から読み取る道三の生きざま

道三について資料などを一通り読んだという本木さんだが、道三の辞世の句が心に響いたようだ。

〈捨ててだに この世のほかは なき物を いづくか終の 住処なりけむ〉

息子である斎藤義龍と戦った長良川の戦いに赴く際、読んだといわれるこの句は、「死んでしまえはそこで終わり、安住の地などどこにもありはしない」といった意味合いだ。

「こういう句を残して、道三は息子との戦に出ていくわけです。あくまでも現実主義。そこで自分は命を落としてもという覚悟をもって今この時代を生きるのみ!っていう揺るぎない思いを証明するような句ですよね。これはひとつの軸として心の中に持ちながら演じようと思っています。実は物語上、この最後の場面にも道三の狙いが込められているんですよ」

本木さんの話を伺うだけで、道三が持っていたであろう様々な顔が思い浮かぶようだ。
それにしても、アクの強い役であることには変わりがない。野心家というだけならばむしろ演じやすかったかもしれないが、有能な経営者であり、感情表現豊かで人間味があり、底知れぬ才能を秘めた人物なのだ。

「いやぁ、それはもう大変ですよぉ~。自分はもっと薄味に生きているので。やっぱり毎回奮い立たせなきゃいけない。例えば怒り、凄みというのも、大声だけではダメで、妙な間や目つきだけで表すとか。今後は怒りと悲しみがない混ぜに嗚咽するなんて場面があるんですが…どんな顔をすれば良いのやらと、考えるだけで肩がこります(笑)」

●鎮魂の念をこめて道三を演じる

冗談交じりに語る本木さんだが、「鎮魂」の意味でもこの役をまっとうする覚悟が垣間見える。

「義母の樹木希林さんが書き残したメモに、演じるということは鎮魂、というような意味合いの言葉があったんです。あれだけの才能と覚悟のある道三も、最後は、苦しく、親子で争い、息子に殺されるという運命を辿るわけです。道三らしい最後とはいえ、やっぱり無念ではあったと思うんですね。様々な種の戦を繰り返す中で、どこか人の道から外れ、狂気とともに生きるしかなかったと思いますし、自分の思いを託せたのは、血のつながった息子ではない、明智光秀であり織田信長だったいう意味では、きっとどこか無念さがあったと思うんですね。その気持ちを鎮めていただくように、あの時代と散った命に寄り添う姿勢で演じていけたらなと思っています」

これまでにない斎藤道三、これまでにない振り切った本木雅弘さんの演技。大河ドラマに新たな伝説が生まれる予感がしてならない。

道三は、光秀(長谷川博己・写真上)、信長(染谷将太)に美濃を託した。

道三は、光秀(長谷川博己・写真上)、信長(染谷将太)に美濃を託した。

道三は、光秀(長谷川博己・写真上)、信長(染谷将太)に美濃を託した。

文/『サライ』歴史班 一乗谷かおり

  1. 光秀と藤孝が出会った〈戦国青春グラフィティ〉の一コマ。

    戦国時代きってのエリート武将・細川藤孝。光秀を裏切って摑んだ「子孫繁栄」の道【麒麟がくる 満喫リポート】

  2. まだ荒れた都時代の本能寺門前で。

    将軍足利義輝、松永久秀、細川藤孝・・・・・。やがて来る過酷な戦国、それぞれの運命【麒麟がくる 満喫リポート】

  3. 明智光秀が松平竹千代(後の徳川家康)に食べさせた 〈美濃の干し柿〉。 取り寄せてみたら絶品だった【麒麟がくる 満喫リポート】

  4. 宵宮では、山型に飾られた提灯をのせた5艘のまきわら船が天王川を渡る。

    織田信長が催した戦国のイルミネーションの源流「津島天王祭り」【麒麟がくる 満喫リポート】

  5. 首を背負って戦った光秀(演・長谷川博己)

    『麒麟がくる』前代未聞の1回~3回一挙再放送で、おさえておきたい「名場面」と「問題シーン」【麒麟がくる 満喫リポート】

  6. 織田信長――本当は「オタ・ノブナガ」と読む説を追う【麒麟がくる 満喫リポート】

  7. 信長を論破して、ぶん殴られた明智光秀。大河ドラマで描かれる「本能寺の変」の裏側【麒麟がくる 満喫リポート】

  8. 斎藤道三と対峙した土岐頼芸。子孫は、江戸城で「殿中でござる!」と絶叫した【麒麟がくる 満喫リポート】

  9. 『麒麟がくる』の光秀は、旧来の「信長史観」からどう脱却するのか楽しみだ。

    【インタビュー】『麒麟がくる』 明智光秀役の長谷川博己。 「学んだことをすべて無にして現場に臨んでいます」

  10. 門脇麦さん演じる駒は、『麒麟がくる』のヒロイン

    【門脇麦インタビュー】『麒麟がくる』のヒロインは、戦国の実像を庶民の側から見る

  11. 「道三の罠」に大敗! 信長の父・織田信秀の波乱万丈人生【麒麟がくる 満喫リポート】

  12. 迫力ある場面が展開された第2話の合戦シーン。市街戦が描写されるのは珍しい。

    「リアルな戦国」を描写する『麒麟がくる』 やがてくる「本能寺の変」への伏線【麒麟がくる 満喫リポート】

  13. 『徳川慶喜』での主演以来22年ぶりの大河ドラマ出演。取材を通じて感じる、道三役への並々ならぬ決意に、期待感だけが高まる。

    【インタビュー】『麒麟がくる』で斎藤道三を演じる本木雅弘。大河に新たな伝説が生まれる予感

  14. 金ヶ崎城全景 現在は周囲が埋め立てられているが往時は海に突き出た岬だった。

    信長・秀吉・家康・光秀 四武将そろい踏みの「金ヶ崎の退き口」。舞台となった金ヶ崎城に秘められた歴史があった

  15. 『麒麟がくる』では、日本の特殊メイクの第一人者が参加している。

    【まだ始まらないのか!『麒麟がくる』リポート】布からラテックスに 4K大河『麒麟がくる』かつらの進化が止まらない

  16. 初めて大河ドラマの主人公になる明智光秀(長谷川博己)。脱「信長史観」のドラマの展開が気になってしょうがない。

    【まだ始まらないのか!『麒麟がくる』リポート】明智光秀が主役の本格戦国大河 オープンセットに持ち込まれた岩の総量が半端ない

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 光秀と藤孝が出会った〈戦国青春グラフィティ〉の一コマ。 戦国時代きってのエリート武将・細川藤孝。光秀を裏切って摑んだ「子…
  2. まだ荒れた都時代の本能寺門前で。 将軍足利義輝、松永久秀、細川藤孝・・・・・。やがて来る過酷な戦国…
  3. 明智光秀が松平竹千代(後の徳川家康)に食べさせた 〈美濃の干し柿…
  4. 宵宮では、山型に飾られた提灯をのせた5艘のまきわら船が天王川を渡る。 織田信長が催した戦国のイルミネーションの源流「津島天王祭り」【麒…
  5. 首を背負って戦った光秀(演・長谷川博己) 『麒麟がくる』前代未聞の1回~3回一挙再放送で、おさえておきたい…
PAGE TOP