逃げ道があったからこそ寛容になれた、相手の生活のクセ

桃子さんが同棲を始めたきっかけは転職と相手のマンションの更新。当時実家に住んでいた桃子さんは彼氏との同棲をする旨を両親に伝えたそうですが、それをきっかけに婚約に発展してしまいます。

「こんなに大事になるなんて思っていなくて、まだ26歳でしたし、そこまで結婚願望があるわけではなかったから。でも、親が紹介しろというので連れて行ったら、『親の前で結婚を約束してほしい』と言われて。そんな親と対面している中で、『そんなつもりはない』なんて言えるわけもなく、結婚するつもりだと伝えました。彼とはその時口裏を合わせただけで、私だけでなく彼もその気はまったくなかったと思います」

同棲生活が2年、3年と続く中で、彼の生活のクセが気になっていきます。

「外ではしないのに、食事時に家ではイスに足を乗せるんです。それに、お皿にはまだまだ食べれるようなものまで毎度残して、きれいに食べ切りません。また、朝晩とシャワーを浴びるんですが、バスタオルは注意しない限りずっと同じものを使い続けたり。一番許せなかったのは、私たちはお互いタバコを吸うのですが、タバコって吸い殻がすごく臭いんですよ。だからフタができるタイプの灰皿を買ったのに、そのフタを全然閉めないんです。『その一動作が面倒臭い』と。些細なことかもしれないですけど、なんか不潔というか、生活の仕方が雑なところが本当に嫌いでしたね」

そんな嫌な部分を見ても別れるという選択はなかったそう。しかし、それは彼氏彼女という関係だからこそ。桃子さんの親からの結婚への猛プッシュが多々続き、折れるかたちで結婚することになってしまってからは心の持ちようが変わったと語ります。

「嫌な部分は多々ありましたが、それはお互いさま。それに結婚してないからこそ、いつでもさよならできるという逃げ道を確保できていることで、気持ちは保てていたんです。でも、結婚へと追いやられてしまった。そして、義両親との付き合いも始まってしまって……」

夫の嫌な部分をすべて持っていた義父。誰も注意しない空間にも嫌気が指してしまい……。【~その2~に続きます。】

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

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