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文/鈴木珠美
無作法は事故のモト【彩りカーライフ~自分の人生をかろやかに走ろう~】

ジグザク運転、そんなに急いでどこへ行く

車で出かけるといろいろな車とドライバーに出会います。自分好みの車を見かけると、つい、目で追いかけてみたり、ときめくこともあり、車を運転するうえでひそかな楽しみだったりします。やさしさ、思いやりを感じるスマートな対応を受けたときもテンションがあがります。「いまの譲り方はかっこよかったなー」とか、「お礼の仕方がスマートだったなー」とか。素敵な思いやりを受けたときは、感謝を伝える合図も、なにか、こう倍に伝える方法はないものかと思うこともあります。

そんな幸せな気持ちから一転。残念ながら距離を置きたくなる車と遭遇することは多々あります。つい先日も3車線ある都内の道を車で走っていたら、後ろからジグザグ走行をする車と出会いました。車の流れはさほど悪くなかったのですが、その合間を縫って、右に左に車線変更を繰り返し、少しでも前に行こうと先を急ぐ車と遭遇。先を急ぐ車が車線変更したと同時に、後ろの車がブレーキを踏んでいる様子も見えました。何をそんなに急いでいるのか……。

よくある風景なのでその車のことは気にせずに、私はそのまましばらく道を走り、側道に入るため左車線に車線変更。ゆったりと走っていたら、車両通行帯が黄色の線で区間されているのを無視し、強引に私の車の前に車線変更で割り込んできた車が。それはさきほどジグザグ走行していた車でした。あれほど先を急いでいたのにもかかわらず、私に抜かれたうえ、さらに最後は進路変更禁止の区間での車線変更……。どれだけ罪を重ねるのやら。

暗くなるまでライトを点けない人

道の真ん中を走ることができない車も周囲に迷惑をかけています。「いつか、ふいに車線をはみ出してくるのではないか?」と周囲に不安を与えています。何度か高速道路上で、延々と白線の上にタイヤを乗せて走っている車を見かけたことがあります。「あんなにぴったりと白線の上を走り続けることができるなら、少しの修正で車線の真ん中を走ることができるのに……」。それはきっと私だけでなく周囲の車も思ったはずです。

ウインカーをだしっぱなしの車も気になります。単純に忘れているだけなのか、車線変更するのに時間を要しているのか判断に困ります。かと思えば、ウインカーを出さずに車線変更を繰り返す車もいます。ウインカーを節約しても何の節約にもならないのに、どうしてそんな危険なことをするのか、本当に戸惑います。

なかなかヘッドライトを点けない車も気になります。2020年から販売される乗用車にはオートライト(自動点灯)が義務化されるので、少しずつモンモンとした気持ちは解消されるかもしれませんが、大多数の車がオートライト化されるまではタイムラグがあるので、ご自身、周囲の安全のためにも日没の30分前にはヘッドライトは点灯してもらいたいものです。

ドアミラーを格納したまま走る車

これもまた、最近の話ですが、ドアミラーをたたんだままの車と遭遇しました。私は駐車場に向かう途中だったので歩行者としてその車と対面。ドアミラーを格納した車は踏切の手前で停まっていたので、私もしばらく立ち止まって格納されているドアミラーとドライバーを交互に見つめてしまいました。ドアミラーのトラブル? それとも忘れているの?

私の念力が通じたのか、あまりに凝視したので気が付いてくれたのかはわかりませんが、踏切の遮断機が上がり、車が動き出したと同時にドアミラーも開きました。車で走行中も、ときおりドアミラーを格納したまま走っている車と遭遇します。まったくドアミラーを見ていないのかと思うと、ぞっとします。

自身の運転がどれだけ周囲のドライバーに迷惑をかけているのか、客観的に見つめるのはなかなか難しいものです。でも車の運転は、ちょっとしたマナー違反や、少しのわがまま、少しの見落としでも、大きな事故につながってしまう可能性があります。無作法では済まされないのが車の運転なのです。

 

文・鈴木珠美
カーライフアドバイザー&ヨガ講師。出版社を経て車、健康な体と心を作るための企画編集執筆、ワークショップなどを行っている。女性のための車生活マガジン「beecar(ビーカー)https://www.beecar.jp/ 」運営。

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