文/鈴木珠美
夏も大いにドライブを楽しみたいものです。そこで今回はわたくし事ながら、夏のドライブに用意しているアイテムを紹介させていただきます。
車に乗り込む前の儀式、
車内の熱気を素早く逃す方法
屋外駐車場に停めている方にとって、車に乗り込むときにためらう季節がやってきました。ドアを開けるともぁ~と暑い熱気が室内に充満。天気が良い日、日よけ対策をしていない車は、ハンドルやダッシュボードまわりなど手で触れるのも危険なくらい熱くなっているはずです。
私の車は屋外駐車場に停めているので、暑い時期に入ると必ず車に乗り込む前に行うことがあります。
(1)まず運転席のドアを開けて、助手席の窓を開けます。
(2)運転席のドアを4、5回、開けたり閉めたりを繰り返し、助手席の窓から車内の熱気を逃す
(3)窓を全て開けてエアコンは外気導入にして数分車を走らせる
(4)エアコンを内気循環にして窓を締めて走行
これらはもはや暑い日の車に乗り込む前の儀式ともいえる作業。車内にこもった熱を外に逃がす方法です。みなさんは暑い日、車に乗り込む前はどのような儀式……もとい、作業をしていますか?
車カバーとサンシェードで日差し対策
この時期、やはりかかせないのは車内に降り注ぐ直射日光を遮断するサンシェードです。屋外駐車場に車を停めている方やドライブ先で屋外に車を長時間停めることがあるときはサンシェードが重宝します。私の場合ですが、近ごろは車のボディの保護と、洗車の回数を減らす目的も兼ねて、月極の駐車場では車カバーをしています。車カバーは遮熱効果もあるので、熱くてハンドルが持てない、ダッシュボードまわりに手を置けないということは無くなりました。ドライブに行く際は、使わないときは小さく折りたためるサンシェードを活用しています。サンシェードはちょっとした目隠しにもなるので、夏だけでなく通年アイテムとして使えるアイテムです。この時期、カー用品店にはサンシェードの特設コーナーもできているところもあり、豊富にそろっているのでぜひ足を運んでみてください。
保冷バックも用意
お土産を購入したときにも便利です
夏のドライブに欠かせないアイテムとして、保冷バックも用意しています。飲み物や化粧水を冷やしておいたりするのにも活用していますが、出かけた先でお土産を購入したときにも重宝します。そのほかひんやり系のシートも便利です。乗り込むときに体をクールダウンさせることも夏ドライブを快適にするコツ。近ごろ私がよく使っているのがドラッグストアなどで売っている、ひんやり系のシートです。体を拭くと体感温度が下がるように感じてすっきりします。体を冷やしたいときは、太い血管がある首の前辺り、脇の下あたりを冷やすと効果的です。
そしてこの夏、
やっと、日傘を手に入れました!
この夏のドライブ。個人的にもうひとつ取り組みたいのがドライブ中の日焼け対策です。フロントガラスは安全面の理由から合わせガラスが義務付けられているので、いま日本で走っている車のほとんどはUVカット率99%になっていますが、前席のドアガラスや後席のガラスはまだまだ普及していません。私の車のドアガラスもUVカット率99%には満たず、
そこで今年用意したのが、紫外線遮蔽率98%の薄手のカーディガンと、UVカット率99.99%、ブルー光線カット率38.8%のサングラスを新調。サングラスを装着し、カーディガンを着れば、日焼け止めクリームを塗り忘れたとしてもかなりの防御率。それに夏用のカーディガンはエアコンが効きすぎた室内で冷房対策用としても使えますし、可視光線透過率が70%以上のサングラスは室内でパソコンの仕事をするときにも使えます。
そしてもうひとつ、やっと用意したのが日傘です。十数年前……日傘を差すことは女性でもあまり認められていなかったような気がします。例えば外の仕事に日傘を差していくと、周囲から揶揄されるようなことが少なからずありました。でも近ごろは “日傘男子”という言葉も浸透してきているように、年齢、男女関係なく日傘は推奨されているアイテムです。
日傘を差して分かったことは体感温度が下がること。紫外線対策、日焼け防止の目的が主で購入したのですが、外での仕事やドライブで出かけた先では熱中症対策アイテムとしてこの夏、かなり活躍しそうです。
さて、どこまでこの夏、肌を焼かずに過ごすことができるかはわかりませんが、夏も多いに車とのお出かけを楽しみたいと思います。
文・鈴木珠美
カーライフアドバイザー&ヨガ講師。出版社を経て車、健康な体と心を作るための企画編集執筆、ワークショップなどを行っている。女性のための車生活マガジン「beecar(ビーカー)https://www.beecar.jp/ 」運営。