写真・文/鈴木珠美
森の図書館とも呼ばれている「代官山蔦屋書店」を訪れたことはありますか? 代官山蔦屋書店は、代官山T-SITEという施設の中にあります。世界の最新情報を手に取ることができるマガジンコーナーから、車、人文・文学、アート、建築、料理、旅行の6つの分野の書籍と雑誌は専門店の品ぞろえです。そのほかビンテージブックや洋書などもそろっています。また気に入った本は一部を除き、近くの椅子に座って読んだり、併設されたカフェで読むことが可能。これが書店でありながら図書館と呼ばれるゆえん。さらにT-SITEは蔦屋書店以外にカフェ、カメラ屋さん、自転車屋さんなど他のお店も遊歩道で結ばれているので、本巡りだけでなくちょっとした散策もできるスポットになっています。
さらに車乗りに嬉しいポイントは、120台もの駐車場が用意されていること。19時以降は2時間駐車場が無料(※2019年7月時点の情報です)ということもあり、カーオーナーにとっては夜のドライブスポットとしても親しまれています。
そしてもうひとつ、車が好きな人にとって素敵なイベントがこの駐車場で開催されています。そのイベントの名は「モーニングクルーズ」です。
モーニングクルーズは大人の社交場
モーニングクルーズは、クルマ・バイクコーナーのスタッフが主催する朝のイベント。毎月第二日曜日、7:00~9:00に開催されるカーオーナーの集いです。集まる車のテーマは開催ごとに設定され、そのテーマにそって車のオーナーが集まります。過去に開催されたテーマを挙げると「フランス車」、「青いクルマ」といった比較的広いテーマから、「空冷ポルシェ」、「NSX」といったマニアックなテーマまで。毎月、さまざまな車が集合するので、カーオーナーだけでなく、珍しい車を一目見ようと見学で来られる方もいます。カーオーナー同士の集いだけでなく、車を見たり、オーナーとの会話を楽しんだり、まさに車が好きな方々のための社交の場。
また代官山蔦屋書店のクルマ・バイクコーナーでは、定期的にテーマを設定して展示も行われています。例えば新型スープラA90が発売されたときは、新型スープラの発売記念として、A90スープラのクレイモデルやA70、A80のスケールモデルなどが展示されました。定期的に入れ替わるのでこちらのコーナーも必見です。
6月に開催されたモーニングクルーズでは「女性ドライバー」というテーマでしたので、筆者も出かけてきました。集まった車種はロードスター、MINI、GT-R35、ポルシェ、カングーなどバラエティ豊かなラインアップ。どの車にもオーナーそれぞれの思い入れがあって、楽しい2時間でした。モーニングクルーズ後は知り合いになった女性ドライバーとT-SITEに併設されたカフェで朝ごはん。早起きして車で出かけ、朝ごはんを食べて解散!と、何とも充実した朝の活動です。
次回開催のテーマや詳細は代官山・蔦屋書店 クルマ・バイクコーナーのフェイスブックページに告知されます。気になるかたはぜひフェイスブックページをチェック。
代官山・蔦屋書店 クルマ・バイクコーナー
https://www.facebook.com/daikanyama.lindbergh
ひとつ、ご注意したいのは、見学で行かれる方は、毎月設定される車のテーマによっては駐車場が満車になることもありますので、近隣の駐車場に停めるか電車で行ったほうが安心です。
写真・文/鈴木珠美
カーライフアドバイザー&ヨガ講師。出版社を経て車、健康な体と心を作るための企画編集執筆、ワークショップなどを行っている。女性のための車生活マガジン「beecar(ビーカー)https://www.beecar.jp/ 」運営。