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痩せられない人が意識すべき7つのポイント

■食欲コントロールは全身で行われている!

1950年代に、脳の「視床下部」において「満腹中枢」と「摂食中枢」が存在することが判明し、この二つを合わせた「食欲中枢」によって食欲はコントロールされていると考えられていました(*3)。

1980年代に入ると細胞レベルの科学である「分子生物学」が発展し、様々な食欲制御物質が発見されるようになりました。例えば、「レプチン(食欲抑制ホルモン)」や「グレリン(食欲亢進ホルモン)」が発見されると、食欲調節に関わる物質は全身の様々な臓器から分泌され、複雑な神経回路や血流を介して情報伝達され「食欲」をコントロールしていることがわかってきました。

■食欲には二種類ある!

詳しく説明しましょう。食欲には、生きるために食事を取るように促す食欲「恒常的調整機構」と、「美味しいものを食べたい!」などの感情に左右される食欲「快楽的調整機構」の二種類が存在します。

■恒常的調整機構

恒常的調整機構は「視床下部」が中心となります。それは、視床下部が体内時計睡眠・体温のコントロールを司る場所でもあるため、食欲はそれらの影響も受けているのです。

例えば、シフトワーカー(昼勤と夜勤のくり返しなど生活リズムが一定しないような勤務を行う者)では「肥満」のリスクが高いことが明らかとなっていますが、そのメカニズムとして、シフトワーカーは通常勤務の人と比較して1日のカロリー消費量(特に睡眠中)が減少している、また、食欲亢進物質の血中濃度が増加している、ことが挙げられます(*4)。

また、視床下部には末梢臓器(例えば、大腸や肝臓などの臓器、脂肪組織、筋肉など)からのエネルギー代謝・蓄積の状態、食事からの栄養素や消化液、様々なホルモンなど、身体中からのシグナルが集まってきます。この全身のシグナルを脳に伝える過程が障害されると、食欲の発現にも影響が出ます。

例えば、肥満の人は腸内細菌の悪玉菌が増えることが知られています。悪玉菌は、生体内毒素を産生し神経系における「食欲抑制ホルモン」の働きを低下させ、満腹感を感じにくいカラダを作ってしまいます。このように、肥満は腸内細菌叢の悪化を招き、それが食欲を抑えきれないカラダを作ってしまう悪循環に陥ってしまうのです(*4)。

■快楽的摂食調節

快楽的摂食調整では、視覚、嗅覚、味覚、食後の快感や満足感、味に関する記憶、などの「快楽刺激」が食欲調節に重要な役割を果たしています。その中核となるのが「脳内の報酬系」です。

食事からの快楽刺激は、アヘンやモルヒネなどの麻薬と同様に、「脳内麻薬」とも呼ばれる脳内の快楽物質「ベータ・エンドルフィン」を増やし、おいしさをより強く実感させます。すると、「ドーパミン」と呼ばれる食べる意欲を引き起こす脳内物質が働き、食行動を促進するものと考えられています(*5)。一度この報酬系が完成すると、自分の好物を見ただけで脳内にドーパミンが出て食欲がかきたてられるのです。

じつは、この脳内報酬系を抑えることで肥満を治療する薬が存在します。例えば、1992年より国内で販売されている高度肥満症治療の食欲抑制薬は、脳内のドーパミンを介して満腹中枢を刺激し、食欲を抑制します。食事・運動療法のみで減量しようとすると月に1-3kgとなりますが、この薬を加えた3カ月の治療により、5-10kg減量できるとされています。

以上、食行動に影響を与える6つの要因と、もう一つの食行動決定要因である「食欲」のメカニズムについて解説しました。肥満は万病の元であり、肥満体にならないことが病気予防の第一歩と言えます。

そのためには食行動や食欲を上手くコントロールする必要がありますが、「わかっているけどやめられない!」とお悩みの方も多いと思います。上記の要素のうち「自分が何でつまづいているのか?」を意識していただくと、生活を正すヒントが見つかります。

【参考文献】
1.心理学ワールド 2012: 56; 21-4
2.Family Practice 2008; 25: 50–5
3.静脈経腸栄養 2011: 26; 921-5
4.日内会誌 2015: 104; 717-22
5.Physiol Behav 2009: 97; 537-50


文/中村康宏
医師。虎の門中村康宏クリニック院長。アメリカ公衆衛生学修士。関西医科大学卒業後、虎の門病院で勤務。予防の必要性を痛感し、アメリカ・ニューヨークへ留学。予防サービスが充実したクリニック等での研修を通して予防医療の最前線を学ぶ。また、米大学院で予防医療の研究に従事。同公衆衛生修士課程修了。帰国後、日本初のアメリカ抗加齢学会施設認定を受けた「虎の門中村康宏クリニック」にて院長。未病治療・健康増進のための医療を提供している。

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