心理学では第一印象は7秒で決まると言われており、とりわけ髪は人の第一印象を大きく左右させます。とはいえ、加齢とともにハリやツヤが失われたり、白髪や薄毛に悩ませされるのも現実です。髪を若々しく保つためにはどうしたらよいのでしょうか。
そこで今回は、これまで『サライ.jp』でお伝えしてきた髪の悩みの改善策に関する記事をご紹介します。適切な知識を持ち、ケアを習慣化することで、健康的で美しい髪をキープしましょう。
1:正しい髪の洗い方をご存じですか?
高価なシャンプーを使用すれば、美しく健やかな髪が手に入ると思っていませんか?
ところが、シャンプーよりも洗い方が重要なのだとか。まず、シャンプーにかける時間は髪の長さに関係なく「予洗い1分、シャンプー1分+α、すすぎ1分」が目安で、シャンプー剤をつける前にしっかり予洗いすることがポイント。また、洗い残しがあると頭皮の炎症やベタつき、フケ、においの原因になるので要注意です。
※シャンプーは何を使うかよりも、予洗いとすすぎがポイント【いい白髪ケア、やばい白髪ケア】
2:乾かすときこそ、頭皮ケアとボリュームアップの絶好のタイミング!
髪を漠然と乾かしていては、もったいありません。意識して乾かすことで、朝のスタイリングがラクになるうえ、見た目も整うのです。
乾かし方の手順は、「後頭部→サイド→トップ・前髪」です。後頭部の髪をめくり上げて、内側の頭皮にドライヤーの風をあてると、頭頂のボリュームアップにもつながります。サイド、トップ・前髪も軽く引っ張り上げて根元から乾かすのがポイント。最後に冷風をかけて完了です。
※乾かし方ひとつで、見た目が劇的によくなる!【いい白髪ケア、やばい白髪ケア】
3:白髪染めがめんどくさい! でも、いつやめる?
白髪染めをしている人は、いつまで続ければよいのか考えたことがあるはず。調査によると、おしゃれをするうえで「おっくうに感じること」の第1位がヘアカラー・白髪染めだとか! そして、「いつかやめる」予定の人は約6割もいて、65歳をやめるタイミングと考えている人が多いという結果に。
白髪は実年齢より老けて見えるという理由から染めている人も多いでしょうが、最近はありのままの白髪を「グレイヘア」として楽しむ人も増えています。白髪をネガティブにとらえず、年を重ねたからこそできるおしゃれとして楽しむのもよいですね。
4:血液をサラサラにする効果がある食材は、白髪対策にもおすすめ!
白髪を治すことに特化した薬や治療は未だ研究段階であり、科学的なエビデンスにもとづく治療法は確立されていません。ただ、洗髪方法、ツボ押しやマッサージ、紫外線対策、食事や睡眠方法などを見直すことで進行を遅らせることはできるようです。
手軽に取り入れられるのが、EPAやDHAを多く含むサバ、イワシ、サンマなどの青魚を積極的に摂取すること。血液をサラサラにして流れを促し、白髪にもよい影響を与えるのだとか。
※髪の最前線で働く著者が教える“白髪を予防する方法”|『白髪は防げる!』
5:漢方で髪のお悩みを改善!
白髪同様、加齢とともに気になってくるのが薄毛や抜け毛。不規則な生活やストレス、加齢などで、頭皮に十分な栄養が届かなくなったり、自律神経やホルモンバランスが乱れることが原因のひとつです。
そんな髪のお悩みは、漢方で改善することができます。外側からのアプローチだけではなく、体質改善も重要ということ。漢方薬局などで相談してみてはいかがでしょう。
※薄毛や抜け毛が気になる人に! 髪に効く漢方【漢方薬剤師が教える漢方のキホン】46
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少しの意識で、髪は美しく健康に育まれます。髪に自信が持てるようになると、自分にも自信がつくようになるかもしれません。
文/編集部