日本全国に8万余あるといわれる神社。一宮と呼ばれる大きな神社も、町の片隅の小さな社も、その境内には神の存在を示す様々な“舞台装置“が設けられています。今月号は、「『神社』大図解」と題し、初詣が待ち遠しくなる大特集をお届けします。まず、神社とは何か、祈りとは何かについて、國學院大学教授の岡田莊司さんが女優の檀ふみさんと神田明神(東京)に参拝しながら解説しています。続いて、鳥居、狛犬、注連縄、社殿建築など、実際に神社に詣でる際に知っておきたい神社の構造やそれぞれの意味、参拝方法などについて、國學院大学准教授の松本久史さんの案内で写真やイラストなどを多用しながらわかりやすく紹介しています。
第2特集は、正月の食膳に欠かせない雑煮に焦点を当て、「ひと碗に込められた”生き方”を味わう あの人の雑煮」と題し特集しています。地域や家庭によって味付けや具、餅の形が異なる雑煮。その由来や歴史を繙き、竹鶴政孝、吉田松陰、夏目漱石、谷崎潤一郎、池波正太郎の5人が食した雑煮を文献や取材をもとに再現しました。作り方も案内していますので、ぜひ挑戦してみてください。
第3特集は、年齢を重ねるごとに不満や悩みを抱えることが多くなる睡眠について、「一年の計は『睡眠』にあり」と題し、快眠を得られる方法を特集しています。日本大学医学部精神医学系主任教授・山内真さんの解説による、睡眠の仕組みと加齢による変化、快眠のための5か条をはじめ、快眠を誘う寝室の整え方やその道具などを紹介しています。
そのほか、今月号の付録として「『相続税』基本のき」を用意しました。2015年1月1日から相続税が改正されます。その結果、富裕層だけではなく、不動産を持つ中流層にも、相続税が課せられる可能性が高まっています。そこで、相続税とは何か、節税効果を高める遺産相続の方法など、テーマごとに具体例を挙げながら、わかりやすく解説した別冊付録です。
神社、雑煮、快眠などを特集した『サライ』1月号。詳しくは、書店などで手にとってお確かめください。