12月になりまして、寒さが一段と増して参りました。今年はインフルエンザの流行も例年より早い模様です。
こんな時こそしっかり寒さ対策をして体調を崩さないようにしたいものですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回からは趣向を変えて、日々の生活習慣の見直しだけではなく、実際になにかの症状でお困りの場合に漢方クリニックで治療してもらいたい場合、どうすればよいのか、どのような治療をしてもらえるのかといったよくある疑問について、実際に漢方クリニックに行くことをイメージしながらお答えしていきたいと思います。
漢方について興味があって漢方クリニックに行ってみたいという方は、おそらくなにか特定のお悩みを持たれていることが多いと思います。通常では、かかりつけのお医者様に相談するか、もしくは総合病院等で該当する診療科に問い合わせてみるということになると思いますが、漢方クリニックの場合ではどうなのでしょうか? 慶應義塾大学教授の渡辺賢治先生にお聞きしました。
「漢方は診療科に関わらず全身を診る医学ですので、漢方に詳しい医師であれば何科でもよい、というのが建前ですが、現実にはその医師の診療科のペースなどもあるためじっくり話を聞いてもらうことが難しい場合もあります。ゆっくりと話を聞いてもらえる先生を探す必要があるかもしれません。一般的には、西洋医学の診療と漢方診療を一緒にやっているクリニックよりは、漢方専門でやっているクリニックのほうがじっくり話を聞いてもらえるのではないかと思います。
漢方クリニックと言われてもピンと来ないのですが、どうやって見つけたらよいですか?
「漢方クリニックと一口に言っても、漢方と表立って標榜していない限り傍目にはわかりにくいものですし、実際には漢方クリニックと標榜していなくても漢方薬を処方されている医師も多くいます。
もしかかりつけの医師がいらっしゃる場合は、一度ご相談されるとよいのではないでしょうか?
また、最近ですとインターネットでも漢方を処方してもらえるクリニックを検索できます。
漢方デスク 全国の漢方クリニック検索
http://www.kampodesk.com/hospitals