「子ども1人と3人は一緒」なわけがない!関係が悪化しようとも託児所扱いは受けられない!
そして、このコロナ禍で義妹の図々しさは拍車が掛かってきてしまったとか。
「最初は学校が休校になったから、『ほとんどは実家に頼むから少しだけ預かってほしい』、という感じで頼まれました。私は飲食店で週末だけアルバイトしていたんですけど、それも完全になくなっていて自宅にいたからまぁいいかという軽い気持ちで受けてしまったんです。しかしそれが当然のように何日も預けにくるようになってしまって……。私の子はまだ4歳で女の子なのに対して、義妹の子は男の子で2人とも小学生。『1人も3人も一緒』という義妹の発言は本当にイラっとしました。義妹の前では必死に我慢して、その日の夜に夫と義母に相談しました」
不本意ながら義家族を巻き込んでしまったそうですが、残念ながらどちらも役に立たなかったとのこと。さらには仕事をしているというマウントまで含まれていると、今も怒りが収まらない様子。
「先に夫に話したのに、夫は義妹に直接言うのではなく義母に相談の電話をする始末。義母は『私が預かると言っても聞いてくれない』と突っ返されているままでした。あまりに辛抱ならないから私は揉めるのを覚悟で無理だと、義妹に義実家でみてもらってほしいと伝えると、『義両親に感染のリスクが増える行為になるからできない』と。最初は実家に頼むと言っていたくせに!私ならいいのかい!って思わずツッコんでしまいました……。
腹が立つのが、事あるごとに『働いていないんだからヒマでしょ』と働いていることへのマウントまでしてくること。自分もパートなくせしてね」
さらに在宅勤務なことがわかり、絵美子さんの怒りはついに爆発。今は遠慮なく断っているとは言いますが、関係は悪化してしまい、顔を合わす機会が来ることが怖いと言います。
「義妹は在宅で仕事をしていて、『落ち着いて仕事ができないから』と言われた時にキレてしまって。電話では言いくるめられてしまうと思って、アドレスに一方的にお断りメールをしてそこから相手からの連絡は一切受けていません。夫は少し困っていますが、ドラッグストア勤めで忙しくて家族のことを完全に私に投げていたあの人に言い返す権限なんてありませんから。
今はまったく影響はないんですが、コロナが落ち着いて親戚付き合いが始まった時にどうなることやら。私の悪口を吹聴されかねないと、日常が戻ってくることが少し不安でもあります」
取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。