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「私は小学生でそこまで詳しくは覚えていないけど、見た目も派手になっていったし、夜遅くまで外で遊ぶようになって、私のことをかまってくれなくなりました。家では普通の兄なんですが、今までしてくれていたご飯の用意もまったくせず、兄が中学生の期間はご飯を一緒に食べることもなくなっていたと思います。その期間になんとなく母親に笑顔がなくなっていった気がするんです。しかも下の兄はその姿を見ていたのに、後を追って、本当にダサいと感じていました。そのぐらいから私は兄たちのことが嫌いになっていきました」

その頃は兄に対してだけだったものの、高校生の時に学校でも男性に対して嫌な思いをしたことがあり、男性全般に不信感を抱くようになったそう。

「高校の時に同じクラスの男の子に呼び出されて告白されたことがあるんです。その子のことは特に意識はしていなかったけど、やっぱり告白してくれたことは嬉しくて。でも、次の日には彼の友達に、さらにもう一人の男の子にも告白されて、結果、誰がOKしてもらえるかのゲームをしていたみたいなんです。ちゃんと考えようとしていた気持ちを踏みにじられた気持ちでした。幸い私には仲良くしてくれる女友達がたくさんいたからその子たちが怒ってくれましたが、男の子たちと関わりたくないって強く思ったことを覚えています」

典子さんは高校を卒業後は実家から通える距離にある飲食店に就職。毎日忙しく働く中、22歳の時に別店舗に異動となったことをきっかけに、一回り年上の男性と出会います。

「彼は私が移動したお店の雇われ店長で、12歳上でした。年齢が近い男性がやや苦手だったんですが、そこまで歳の離れた人だと特に悪い印象もなく、警戒心もなくて。彼は最初からとても優しかったし、閉店作業は社員が行うので、帰りに2人になってよく一緒にご飯を食べに行くようになっていました。付き合い出したのは異動してから3か月ぐらいだった気がします。そして妊娠をきっかけに彼と23歳の時に結婚します。母親はとても喜んでくれていましたよ。その後、子供も無事に生まれて、家族3人で幸せに暮らしていけると思っていました。でも、フタを開けてみると、夫は子育てにまるで参加しなくて……。さらには一番上の兄は私と同じ時期に結婚するんですが、兄は夫と同じタイプで、私の家族と兄の家族が同時進行のように関係が悪化していきました」

兄の嫁とは同士として、仲良くいっていたものの、自身の家族、そして兄家族の仲は悪化を続け、兄夫婦の離婚をきっかけに。

~その2~に続きます。】

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

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