新着記事

最終的に色付けをしてできあがり ユネスコの無形文化遺産、スペイン・バレンシアの「火祭り」|火祭りアーティストとはいったい何? クラシックなデザインに足を止める人が多く、常にギャラリーが絶えない初代クラウン(1955年~) 初代から最新まで、歴代クラウン15台がショッピングストリートの石畳スペースに一挙集結! 元町商店街とクラウンがコラボした「クラウンDay at Motomachi」![PR] 【ビジネスの極意】ホリエモンの宇宙事業に学ぶ、仕事のモチベーションの高め方 【ビジネスの極意】ホリエモンの宇宙事業に学ぶ、仕事のモチベーションの高め方 膝や腰の痛み、原因は足の形かも 甲高や扁平だと、なぜひざや腰に負担がかかるのか?|「足の形」が原因の膝や腰の痛み メイドイン京都の小さなおりん|澄んだ音色が心地よい手のひらサイズのおりんセット 黒澤明『用心棒』 観るたびに面白く、見飽きない。どんなハリウッド映画も吹き飛ばすほどの痛快さ|黒澤明『用心棒』【面白すぎる日本映画 第28回】 日本リメイク版『24』ジャック・バウアー役を演じてほしい俳優ランキング|3位 は 岡田准一 、2位は ディーン・フジオカ 、1位は? 日本リメイク版『24』ジャック・バウアーを演じてほしい俳優ランキング|3位 は 岡田准一 、2位は ディーン・フジオカ 、1位は? 被災時に預貯金などを引き出すには【被災したときに役立つ生活再建のための知識】 被災時に預貯金などを引き出すには【被災したときに役立つ生活再建のための知識】 出雲黒柿の香筒|柿の古木が生む超希少な材を使った伝統の逸品 今もっともアツい動物行動学者、入交眞巳先生の新刊は愛猫家必読のバイブル【にゃんこサライ特別編】

サライ本誌最新号

住宅特集アンケート実施中です!

別冊付録「大人の逸品カタログ」商品はこちらから

ピックアップ記事

  1. クラシックなデザインに足を止める人が多く、常にギャラリーが絶えない初代クラウン(1955年~)

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

暮らし

【娘のきもち】上京を一度は反対した父の本音「すぐに駆けつけてやれないから」~その2~

取材・文/ふじのあやこ

家族との関係を娘目線で振り返る本連載。幼少期、思春期を経て、親に感じていた気持ちを探ります。~その1~はコチラ

今回お話を伺ったのは、都内にある企業でテレアポの仕事をしている百合さん(仮名・30歳)。岡山県出身で、両親と5歳下の弟がいる4人家族。小さい頃から家族仲は良く、大学進学時にも家族のお願いもあり、新幹線通学をしながら実家に残ることを選びます。そして大学3年になった時に初めて一人暮らしをスタートさせます。

「2年まで新幹線通学をしていたんですが、学校行事などで遅くなることも多くて岡山から通うことに限界を感じていました。そんな思いもあり、3年になる前に一人暮らしをしたいと母親に相談したら『寂しい』という言葉が返ってきて。そして直接は伝えてないけど母親から私のことを聞いた父親は『寂しいな、遠いな』ってボソっと言ってきて。反対されることはなかったけど、2人とも寂しさを全面に出してきている感じでした(笑)」

神戸に残って就職。そして退職。音楽活動を続けることを誰よりも応援してくれていた

百合さんは3年より神戸で生活を始めた理由はほかにもありました。それは友人たちとバンドを組み、音楽活動をしていたこと。しかし音楽活動一本で生活することを選ばずに、大学卒業後はある銀行に就職します。

「バンド活動は知り合いに曲を書ける人がいて、知り合いを集めて始めた感じです。私はボーカルで、小さいライブハウスなどで活動していたんですが、仲間と何かを作り上げることがとても楽しくて。両親ももちろん知っていましたよ。でも、やっぱり四大を卒業してフリーターになる覚悟はなかったので就職活動をして、採用された関西の地方銀行に就職しました。銀行にした理由は特にありません。外大ではロシア語を専攻していたんですが、語学を活かした就職が特にしたいわけでもなくて……。入れるところに入った感じですね。両親は就職は喜んでくれましたけど、やっぱり最後には『地元に戻ってこないのか……』とボソっと言われた記憶が残っています」

働きながらもバンド活動を継続していた百合さん。24歳の時にインディーズでCDを出すことになり、そのCDのジャケットデザインを担当したある男性と出会います。その男性との出会いで百合さんは上京を決意したそう。

「24歳の時には銀行をやめて、別会社で事務の仕事をしていたんですよ。銀行を2年でやめたのはバンド活動がバレて、少しですが収入もあったことで少し問題にもなってしまって。相談もなく仕事をやめた時も両親は『好きなことができないなら仕方ないよね』と応援してくれました。

出会った男性は8歳上で元々東京の人で仕事を頼んだ縁で仲良くなり、遠距離だったものの何度か会って好きになり、付き合うようになりました。そして2社目の仕事をやめたことを機に上京を決意したんです」

音楽活動最終日に届いた花束と手紙。そこには労いの言葉が溢れていた

東京への上京に両親は大反対。大反対した理由は何もかも正直に話してしまったことだと百合さんは語ります。

「東京に行って、彼氏と暮らしますって正直に伝えたんですよ。そしたら、今までは認めてくれていた両親は大反対。先に仕事を見つけていないことも納得いかなかったようで。私は向こうでも音楽活動をしたかったのでアルバイトをするつもりだったんです。1か月ぐらいは冷戦状態が続いたと思います。

先に折れたのは両親から。30歳手前までと自分で決めてやりたいことをしたいと伝えて、それを認めてくれた感じです。東京に送り出される時、父親は『ダメになったら、いつでも帰ってこい』と言ってくれました。反対していた理由についても、『何かあってもすぐに駆けつけてあげられない』と。すごくありがたかったですね」

百合さんは上京後、アルバイトをしながらバンド活動を継続します。そして28歳を迎えた時に最後のライブを都内で行います。そこには両親からの手紙と花束が届いていたと言います。

「『お疲れさま。やりきったと思えたならよかった』という言葉が入った手紙と、花束がライブ会場に届いたんです。びっくりですよ。私は何も知らされていませんでしたから。本当に嬉しかったです。いつでも背中を押し続けてくれた両親には感謝しかないですね」

百合さんはその後、上京のきっかけを作った男性と結婚。結婚には反対しなかったものの、結婚式の二次会で父親は『帰ってこいよ』という歌を熱唱し、寂しさを全面に押し出していたとか。百合さんは「旦那さんに惹かれたところはとても優しいところ。私をとても大切にしてくれるんです。父には言ってないけど、小さい頃から手に職を持っていた父親は私の理想でした。それに昔から今でもずっと母親をとても大切にしています。その優しい部分は父親と旦那はよく似ているんですよね」と笑顔で語ります。

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

  1. 【娘の気持ち】兄の失業に、自身の流産。2度の辛い場面を乗り越えられたのは、一度は遠ざけた両親からの愛情だった~その2~

    【娘の気持ち】兄の失業に、自身の流産。二度の辛い場面を乗り越えられたのは、一度は遠ざけた両親からの愛情だった~その2~

  2. 【娘のきもち】アクティブな両親と落ち着いた兄。休日の度に家族で行くキャンプが大好きだった~その1~

    【娘のきもち】二度とこんな思いをしたくないと妊娠を怖がった。その気持ちを戻してくれたのも家族とのキャンプだった~その1~

  3. 【娘の気持ち】祖母が倒れた時に仕事人間の父が離職。祖母の介護を「したいこと」と言った父のようになりたいと思った~その2~

    【娘の気持ち】祖母が倒れた時に仕事人間の父が離職。祖母の介護を「したいこと」と言った父のようになりたいと思った~その2~

  4. 【娘のきもち】両親はともに小学校教諭。教育者の子供として、しっかりしなくてはという思いが小さい頃からあった~その1~

    【娘のきもち】両親はともに小学校教諭。教育者の子供として、しっかりしなくてはという思いが小さい頃からあった~その1~

  5. 【娘のきもち】「医者になったことが一番の親孝行」稼げるようになった今もお金を一切受け取ってくれず……~その2~

    【娘のきもち】「医者になったことが一番の親孝行」稼げるようになった今も両親はお金を一切受け取ってくれず……~その2~

  6. 【娘のきもち】お酒の力を借りて勉強の邪魔をしてくる父親。その姿が苦手だった~その1~

    【娘のきもち】中高一貫校に入ったことで勉強が好きに。お酒の力を借りて勉強の邪魔をしてくる父親が苦手だった~その1~

  7. 【娘のきもち】自分勝手な嘘から両親と疎遠に。兄が途切れた縁を繋いでくれた~その2~

    【娘のきもち】自分勝手な嘘から両親と疎遠に。兄が途切れた縁を繋いでくれた~その2~

  8. 【娘のきもち】中学のいじめから内弁慶に。学生時代は反抗期もあり、両親にわがままを言い続けた~その1~

    【娘のきもち】中学でのいじめから内弁慶に。学生時代は反抗期もあり、両親にわがままを言い続けた~その1~

  9. 母の病気をきっかけにバラバラだった家族が団結。共通の思いは「一日での長く元気に過ごしてほしい」~その2~

    【娘のきもち】母の病気をきっかけにバラバラだった家族が団結。共通の思いは「一日でも長く元気に過ごしてほしい」~その2~

  10. 【娘のきもち】姑に家に寄り付かない父親。大好きだった母親は家にいることが嫌いだった~その1~

    【娘のきもち】嫁姑問題、父親の浮気。大好きだった母親は家にいることが嫌いになっていった~その1~

  11. 娘のきもち22・その2

    【娘のきもち】不妊治療でやっと授かった子供の病気は心をえぐられたような痛みだった。その痛みを両親は共有してくれた~その2~

  12. 娘のきもち22・その1

    【娘のきもち】3年弱の不妊治療で30歳の時に妊娠。これからの幸せな日々を自分の子供と過ごそうと思っていたのに……~その1~

  13. 娘のきもち21_2

    【娘のきもち】退院後に望んだのは普通の生活。自分の中の偏見を気づかせてくれたのは母親だった~その2~

  14. "娘のきもち21_1

    【娘のきもち】大学在学中に発覚した病気。こんなに心配をかける自分は親不孝者。その思いから親の前で泣けなかった~その1~

  15. 娘のきもち~その2~

    【娘のきもち】父の雰囲気によく似た一回り以上年上の男性との恋、そして結婚。孫を生んだことでやっと親孝行ができた~その2~

  16. 【娘のきもち】~その1~

    【娘のきもち】弟にベッタリの母に、単身赴任で離れて暮らす父。母に内緒でするベランダでの電話が唯一の心休まる時間だった~その1~

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

関連記事

  1. 【娘の気持ち】兄の失業に、自身の流産。2度の辛い場面を乗り越えられたのは、一度は遠ざけた両親からの愛情だった~その2~ 【娘の気持ち】兄の失業に、自身の流産。二度の辛い場面を乗り越えら…
  2. 【娘のきもち】アクティブな両親と落ち着いた兄。休日の度に家族で行くキャンプが大好きだった~その1~ 【娘のきもち】二度とこんな思いをしたくないと妊娠を怖がった。その…
  3. 【娘の気持ち】祖母が倒れた時に仕事人間の父が離職。祖母の介護を「したいこと」と言った父のようになりたいと思った~その2~ 【娘の気持ち】祖母が倒れた時に仕事人間の父が離職。祖母の介護を「…
  4. 【娘のきもち】両親はともに小学校教諭。教育者の子供として、しっかりしなくてはという思いが小さい頃からあった~その1~ 【娘のきもち】両親はともに小学校教諭。教育者の子供として、しっか…
  5. 【娘のきもち】「医者になったことが一番の親孝行」稼げるようになった今もお金を一切受け取ってくれず……~その2~ 【娘のきもち】「医者になったことが一番の親孝行」稼げるようになっ…
PAGE TOP