■5:まぐろのあご焼き
――こんがり焼けた身を、ポン酢で味わう
まぐろのあごは、静岡の焼津などのようなまぐろ漁船の基地で購入できる。近所の鮮魚店でも頼めば取り寄せてくれるかもしれない。しっかりした歯応えと濃厚な味わいは、野性味に充ちている。
【材料(2人前)】
まぐろのあご・・・1枚
塩・・・小さじ¹⁄₂
大根おろし・・・適宜
ポン酢・・・適宜
【作り方】
■6:まぐろ味噌漬けのねぎま焼き
――酒も進むこっくり味のまぐろ串
まぐろの赤身は味噌に漬けることによって余分な水分が抜け、ねっとりとした口当たりになる。そのまま食べても美味しいが、葱と共に串に刺して焼くと、まぐろが旨みの塊に変身する。日本酒に合う。
【材料(4本分)】
まぐろ赤身・・・1サク
長葱・・・1本
味噌・・・150g
砂糖・・・小さじ1/2
酒・・・5cc
味み
醂りん・・・5cc
【作り方】
■7:まぐろのガーリックトースト
――パンの香ばしさとまぐろのたたきが好相性
いわばまぐろのタルタルステーキである。赤身でも中トロでも、あるいは両方を混ぜて作っても美味しい。ガーリックバターのニンニクはお好みの分量を。相当にニンニクを効かしてもまぐろの味はブレない。海苔の佃煮を塗るのは斎藤さんの工夫で、ニンニクと海苔が味を引き立てる。
【材料(2人前)】
まぐろの端肉( 赤身、中トロ)・・・50g
バゲット・・・1/4本
玉葱・・・1/8個
マヨネーズ・・・小さじ1
醬油・・・少々
バター・・・15g
ニンニク・・・1/2片
海苔の佃煮・・・大さじ1
カイワレ・・・適宜
【作り方】
以上、元まぐろ船コック長の斎藤さん直伝の、旨いまぐろ料理のレシピ7つをご紹介した。いいまぐろが手に入ったら、ぜひ作ってご賞味あれ!
【まぐろ料理 炊屋】
※今回ご指導いただいた斎藤健次さんが腕をふるうお店です。
千葉県船橋市習志野台4-23-13
電話:047・464・9909
営業時間:17時30分~22時
定休日:火曜、水曜 23席
http://kasikiya.com/
(取材・文/北吉洋一 撮影/宮地 工)
※この記事は『サライ』本誌2016年12月号の特集「旨きは“まぐろ”を畢竟とす」より一部転載しました。年齢・肩書き等の情報は取材時のものです。(取材・文/北吉洋一 撮影/宮地 工)