文/編集部
93歳の料理家・辰巳芳子さんが、日本の「美といのち」について綴った著書『辰巳芳子のことば 美といのちのために』(小学館)が出版されました。
本書は辰巳さんが雑誌『和樂』誌上にて「食と美といのち」「日本の美」について語った連載をもとに、印象的な名言の数々を抽出し、小林庸浩氏の美しい写真とともに構成した「美といのちのヴィジュアル名言集」です。
漆器や和紙などの工芸品、香道やきものなどの日本文化、白米や梅干しといった日本ならではの食材や料理、お箸をはじめとする料理道具などを通して、日本の自然、風土に根ざした「美」への理解を深めてくれます。
何故、私たちは今、日本美を大切にしなければならないのか。国際化とデジタル化が猛烈な勢いで進む現代社会に、何を大切に考えて生きてゆかなければならないか。2020年に向けて、海外から日本文化への注目が集まる時期に、知っておきたい日本の美の精神を理解できる1冊です。
2017年12月に93歳を迎えた著者が、次世代の日本人のために渾身の思いを込めて語った”金言”の数々は、多忙な日々でも心豊かに生きるためのたくさんの”気づき”を与えてくれることでしょう。
【新刊案内】
『辰巳芳子のことば 美といのちのために』
(辰巳芳子著、1400円+税、小学館)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09388581
【サライ.jpで読める辰巳芳子さんの記事】
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