1月9日発売の『サライ』2020年2月号特別付録は、日本画家・堀文子さんの画『太神楽』の絵柄を豆皿にしました。
『サライ』では、昨年、100歳で亡くなられた日本画家・堀文子さんの画(え)と言葉を紹介する連載「命といふもの」を昨年2月まで15年にわたり、掲載しました。
神奈川県大磯の自宅の庭に咲く、樹齢100年超の江戸椿『太神楽(だいかぐら)』を堀さんは好んで描きました。
堀さんの名作を愛でながら、『太神楽』の絵柄の『サライ』特製豆皿をお楽しみください。
江戸椿の中でも名品の太神楽は
気むずかしく孤高の姿勢を崩さない。
花は八重のぼたん咲きの大輪で、紅白の斑(はん)が花ごとに千変万化。
その美しさにあきることはない。
(『堀文子画文集 命といふもの』より)
『太神楽』 1980年頃 15.5×11.5cm
堀文子(ほり ふみこ 1918~2019)
「群れない、慣れない、頼らない」を信条に100年の生涯を全うした。画壇から距離をとり、「いのち」を生涯のテーマとし、常に新境地を追い求めた。晩年は自宅の庭で、四季折々の草花や微生物を観察して描き、「花の画家」とも呼ばれた。
撮影/植野製作所 スタイリスト/有馬ヨシノ