『サライ』7月号の大特集は「伊能忠敬が見たニッポン」。「伊能図」が完成するまでの背景や、55歳からの「第二の人生」を測量に捧げた忠敬のひととなりを通して、忠敬が見て感じたであろう日本の姿を捉えます。また、今も残る測量日記や家族への書状に出てくる名所をめぐる旅へご案内いたします。
【『大日本沿海輿地全図」幕府上呈200年記念】伊能図レジャーシート
特別付録の「伊能図レジャーシート〜東海道・富士山周辺〜」は、東京国立博物館所蔵の伊能中図(副本)をデザインした特製品です。伊能忠敬と測量隊が日本列島を歩いて作製した日本初の実測地図『大日本沿海輿地全図(中図)』。その副本をデザインした特製品です。
思わず見入る精巧な美しさ
ピクニックなど行楽に最適
200年前に完成した精巧な地図は、鑑賞するだけでも大いに楽しめますが、生活防水に対応した素材のため行楽にも便利です。ぜひご活用ください。
世界を驚かせた『大日本沿海輿地(よち)全図』完成から200年
『サライ』7月号では、伊能忠敬が17年に及ぶ測量で見て感じた日本の姿を捉えます。
第1部は、天文暦学と測量学を極め、「第二の人生」を難事業に捧げた忠敬の実像と、「伊能図」が完成するまでの背景に迫りました。また、忠敬をモチーフとする創作落語に取り組んだ立川志の輔さんに特別インタビュー。落語を通して忠敬の偉業と生き方を凝縮して知ることができます。ほかにも、「伊能図」の見どころを語り合う星埜由尚さん(元国土地理院院長)と、地図好きの俳優・真矢ミキさんとの対談は、ぜひ付録の「伊能図レジャーシート」とあわせてご覧ください。
第2部は、忠敬率いる測量隊が10次にわたり歩いて測量した「伊能図」を辿る旅へご案内。地図研究家の今尾恵介さんが訪ねる伊豆大島(東京都)のほか、測量日記や家族にあてた書状を通して、秋田県・象潟(きさかた)や鹿児島県・薩摩半島の絶景と絶品料理をご堪能ください。
撮影/藤岡雅樹(本誌) 日本沿海輿地図(中図) 関東、中部・近畿(部分)東京国立博物館所蔵 Image:TNM Image Archives