食事管理にSNSチェック……。本当の親でも大人になった娘にここまでやらない

美和さんは女の子を無事出産。そこから実母が気を遣うほど義母の執着が始まります。

「義母は入院中は毎日私のところへ来ていました。私はやっぱり甘えやすい実の母親に側にいてほしかったんですが、母親が気を遣ってあまり来ませんでしたね。母からすると嫁いだんだからという気持ちもあったんじゃないかな。

退院してからも孫のことも可愛がってくれるんですが、それ以上に私に何かと構うんです。私の母乳の出があまりよくなかったからと食事管理までしてきて……。またノルマか……と妊娠中のうんざり気分が思い出されて余計憂鬱になりました。それでも、友人の中には母乳の出が悪いことを義母に責められている子もいたので、まだ私はマシなんだって思い込もうとしていました。嫌いになったら今後がもっと辛くなると思ったから」

しかし、心の底から嫌悪感を抱く出来事があり、その後は関係を続けるのが苦痛でしかないそう。

「義母が私のSNSをチェックしていて、そのことで文句を言われるようになったことです。私のSNSをどこで見つけたのかわかりませんが、子どもの顔をアップさせていることを咎めてきました。まだそれなら百歩譲れるんですが、その写真の書き込みに言葉遣いを注意された時は引きましたね。本当なら見てほしくないし、見るならせめて見ていることを隠してほしい。フォローしてくれている人にしか閲覧できないようにしたら、申請してきましたからね。さすがに無視することはできません。閲覧用だと言っていたアカウントも知っていましたし。ママ友たちとのツールとしてやっているだけなのに、本当に迷惑でしかありません……」

現在の義母との関係は以前のまま。遠回しな言い方は一切通用しないとのこと。

「このコロナ禍で、『コロナをうつしてしまう可能性があるから行き来は止めましょう』と提案しても『大丈夫』の一点張り。『ずっと家に居るとストレスがたまるでしょう』とあたかも自分の存在が気分転換になるような振る舞いを続けられています。最近は全国の温泉地の素という入浴剤をプレゼントされて、私の家でお風呂まで入るようになりました。まだ義父から帰って来いとの言葉があるから泊まらないだけマシなんですがね。こっちは両親に全然会えていないストレスもあって、そろそろ爆発しそうです……」

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

1 2

 

関連記事

ランキング

サライ最新号
2024年
12月号

サライ最新号

人気のキーワード

新着記事

ピックアップ

サライプレミアム倶楽部

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

公式SNS

サライ公式SNSで最新情報を配信中!

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE

「特製サライのおせち三段重」予約開始!

小学館百貨店Online Store

通販別冊
通販別冊

心に響き長く愛せるモノだけを厳選した通販メディア

花人日和(かじんびより)

和田秀樹 最新刊

75歳からの生き方ノート

おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店
おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店