妄想・イラスト/石黒謙吾(分類王)
古代インドがルーツという説が有力な「将棋」というゲーム。そのルールは、悠久の時の流れの中でさまざまな方向で変容してきました。
日本では平安時代の駒が発見されていますが、その後おおまかに現在のルールに落ち着いてから長い間、お互いに最初に並べる駒の数は20個ずつと決まっていました。
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そして今、もしここに大改革の手が入り、将棋の駒が増えることになったら……?
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この画期的な事件の可能性について、イシグロ妄想研究所が、最新の“妄想予測”をお伝えします。
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■1:華麗なるセンターラインが出現!
なんと24駒増えて44駒に。重量級で屈強な駒組をセンターライン縦軸に配し、両端の筋には思慮深さ溢れる駒組が出現! 文学界、スポーツ界、芸能界、イラスト界との強力な連係が生まれました。
これだけ多彩な駒が揃うと、将棋のテレビ中継も激増間違いなさそうです。しかし、駒が多すぎて前に進みにくそうですが……。
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■2:東京五輪の表彰台にも登場する!?
以前から棋士の要望が高かった、金将、銀将とはひと味違った動きの1枚「銅将」が加わりました。
その動きの特性からの「守りの金将」「攻めの銀将」に続いて、「銅将はどうしよう?」と自らの役割に悩みそうです。
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■3:甲子園で選手宣誓したくなる!?
将棋のキング的な駒には「王将」と「玉将」の2種類があることはご存じのことでしょう。しかしここに、第三のキング駒が登場!
「てん」の位置が変わるとキャラも変わり、前者2つより軽やかでスポーティな印象となります。
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以上、イシグロ妄想研究所の「もしも将棋に新しい駒が追加されることになったら」についての最新妄想情報をお届けしました。
さああなたなら、どんな駒を妄想しますか? 妄想すなわち頭脳の体操。みなさんも考えてみて下さいね。ではまた!
妄想・イラスト/石黒謙吾(分類王)
映画化された『盲導犬クイールの一生』はじめ、『2択思考』『図解でユカイ』『エア新書』『ダジャレ ヌーヴォー』など著書多数。プロデュース・編集した書籍も、『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(神田桂一、菊池良)など幅広いジャンルで250冊超。
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