いまや生活必需品家電のひとつといっても過言ではない、スマートフォン(略してスマホ)。様々な機能があるのはわかっているものの、サライ世代の方からは、電話とカメラ、メール、LINE以外は使いこなせていないという声をよく聞きます。
そこで、今回もスマホのちょっと困った問題の解決方法を、スマホ講座なども行うプロ集団「女子部JAPAN(・v・)」がご紹介します。やりかたを知るだけで、スマホがとっても使いやすくなりますよ!
第5回のテーマは「画面ロックしないと起こる危険なこと」です。
解除が面倒で、スマホにロックをかけていないという方、たまにいますよね。ロックをかけないと、どのような危険性があるのでしょうか。今回はロックの設定方法と合わせてご説明します。
ロックをしないと何が危険?
「いつも手放さないから大丈夫」と思っていても、ちょっと待ってください。お手洗いに行く間、少しだけテーブルの上に放置したり、銭湯などで貴重品とともにロッカーに置いて行ったりと「わずかな時間だけど手放すシーン」というのは、意外にも多いもの。そんなわずかな隙こそ、スマホに危険が迫っています。
1.知り合いに迷惑をかけるかも!
お手洗いに行っている隙だと、2~3分。スマホをちょっと覗き見るには十分な時間です。ロックがかかっていなければ、何の苦労もなく中身を見られてしまいます。
もし、悪意を持った人に電話帳を見られたら?
一瞬の隙を利用して、登録されている知り合いの個人情報が盗まれてしまったり、家族や子どもなどのプライベートな写真がネットに流出してしまったりする可能性も。そんなことが起きたら、信用問題に発展してしまいます。
また今やスマホがお財布代わりの時代です。キャッシュレス系のアプリを入れている場合、万が一落とした場合、勝手にお金を使われてしまう危険性もあります。
大事な人のプライバシーを守るためにも、大切なお金を守るためにも、最低限ロックはかけるようにしましょう。
2.気づかない間に誤動作するかも!
また、ロックをかけておかないと、ポケットやバッグの中で誤動作を起こす可能性もあります。気づかないうちに電話をかけていて、聞かれたくない会話を聞かれてしまった……なんてことがおきたら大変ですよね。
こういった誤動作を防ぐためにも、ロックをかけておくと安心ですよ。
ロックを設定する方法
自分だけでなく周りの人のためにも、いまやスマホのロックは常識。続いて、ロックのかけ方を確認しましょう。
1.iPhoneの場合
「設定」>「FaceIDとパスコード」から設定ができます。FaceIDがない場合は、「TouchIDとパスコード」となっているかもしれません。この画面で「iPhoneのロックを解除」をONにすればOKです。
また、下の方に「パスコードをオンにする」という文字があったら、これをタップしてON状態に変更しておきましょう。FaceIDや指紋が反応しないときはパスコードでロックがはずせるようになります。
この数字は後から確認できません。忘れないようにしましょう。
2.Androidの場合
「設定」>「セキュリティとプライバシー」を開きます。
その後、「画面ロックとパスワード」を選択し、「ロック画面のパスワードを設定」をタップします。するとPINの設定画面になるので、他人に推測されにくく、自分で忘れない数字6桁をいれましょう。
もし指紋認証対応の端末なら、このあと指紋登録もできます。これを使えば、毎回PINを入れなくてもいいので便利です。
「スマホにロック」は今や常識です。面倒と思っても設定しておきましょう。
※iPhoneはiPhoneX/iOS13.1.3、Androidは、Huawei P20 Lite/Android 9.0で実施。
文/女子部JAPANミノシマタカコ
女子部JAPAN(・v・)
2010年に「iPhone女子部」として発足して以来、スマホをはじめ、女子が気になるモノ・コトを体験・解決しているコミュニティ・メディア。雑誌でのスマホ特集の監修や著書もあり。スマホ講座の講師やカリキュラム作成も手がけている。
https://www.iphonejoshibu.com/