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前列中央から時計回りに、ご飯、野蕗のきゃらぶき、煎り豆腐(人参)、鶏そぼろ、漬物(胡瓜と人参の糠漬け・壬生菜・刻み沢庵)、焼き海苔、ごんげん蒸し、大根おろし(葱・鰹節・胡麻)、納豆(葱)、絹さやの浸し(鰹節)、味噌汁(豆腐・若布・葱)、中央右は焼き鮭、左は蒲鉾と山葵漬け。今朝は小鉢に盛っているが、常備菜のきゃらぶきや煎り豆腐、鶏そぼろ、加えてごんげん蒸しなどは大皿で登場し、取り分けていただくことが多い。絹さやは昨夜の残りを浸しに。蒲鉾は、山葵漬け(静岡『野桜本店』の激辛口)をつけて食す。焼き海苔は東京・品川の『みの屋海苔店』のものを愛食。焼き海苔とごんげん蒸しの器の模様は、定紋である揚羽蝶。

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【私のクルマ遍歴】『300ZX50thアニバーサリー』と『GT-R(R35型)』が並ぶ、夢のような駐車場(後編)

取材・文/糸井賢一(いといけんいち)

ただの乗り物なのに、不思議と人の心を魅了する自動車とオートバイ。ここでは自動車やオートバイを溺愛することで歩んだ、彩りある軌跡をご紹介します。

300ZX50thアニバーサリーのインストルメントパネルとその周辺。この時代の高級車が「宇宙船のコクピットのよう」と称される理由がよく分かります。

300ZX50thアニバーサリーのインストルメントパネルとその周辺。この時代の高級車が「宇宙船のコクピットのよう」と称される理由がよく分かります。

スズキの二代目『ジムニー』を手放した小林和年さん(50歳)。時期を同じくして、勤めていた大手家電企業を辞める決意を固め、転職先を探します。

【前編】はこちら

江口洋介になりたくてスープラを購入

転職活動を始め、程なくして大手カメラ・フィルムメーカーへの採用が決まった和年さん。新しい職場に慣れたころ、クルマ仲間の後輩より当時の愛車、日産の七代目『スカイライン(R31型)GTSニスモバージョン』を売って欲しいと持ちかけられます。

「GTSニスモに不満は無かったのですが、以前に乗っていたGTS-Xも含めてR31には長く乗っていましたからね。そろそろ新鮮さを感じたく思っていたところでした。くわえて後輩可愛さもあって、譲ることにしました」

この時、和年さんの胸中には、次に乗るクルマが決まっていたそうです。

「テレビで放映されていたドラマ『東京ラブストーリー』で、江口洋介の乗っていた(トヨタの三代目)『スープラ』がすごく格好良くて印象に残っていたんです。もうスープラは(四代目に)モデルチェンジした後だったので、中古車店を探して回り、購入しました」

AT(オートマチックトランスミッション)、デジタルパネル、本革シートと、当時の“三種の神器”を装備したスープラ。事故車だったからか、思いの外、排気量3リッターのパワーを感じられなかったそう。

AT(オートマチックトランスミッション)、デジタルパネル、本革シートと、当時の“三種の神器”を装備したスープラ。事故車だったからか、思いの外、排気量3リッターのパワーを感じられなかったそう。

ドラマに登場したスープラと同様に、ルーフ(屋根)パネルの取り外せるエアロトップモデルを購入した和年さん。事前に事故車と知って購入したものの、和年さんの想像以上に程度は悪く、ルーフパネルからの雨漏りが酷かったそうです。それでもスープラの持つ大らかな雰囲気は気に入っており、ツーリングの際には江口洋介になった気分で運転を楽しみました。

スープラを購入してから2年が経ち、GTSニスモを譲った後輩とは別の後輩から、スープラを売って欲しいと持ちかけられます。その頃、諸事情により免許取り消し処分を受けていた和年さんは、当面はクルマに乗ることができないこともあってスープラを譲ります。

理想のZ31、300ZX50thアニバーサリーと出会う

普通自動車免許の再取得をした頃、和年さんの妹さんがご結婚。旦那さんが輸入車の販売代理店に勤めていた縁から、フォルクスワーゲンの『ゴルフ』やオペルの『アストラ』といった様々な輸入車を購入し、乗り継ぎます。

「オペル(のクルマ)はフォルクスワーゲン(のクルマ)に比べ、少し古臭いというか、時代に遅れている印象がありました。ドイツ車のイメージはフォルクスワーゲンが作ったのだなと、実体験で知ることができましたね。色々な輸入車に乗ることで、いい刺激を受けました」

時代の流れにより、和年さんの勤めていた大手カメラ・フィルムメーカーは業績が低迷し、他企業に買収されます。これにあわせて和年さんは退職し、今も勤める会社へと再就職を果たします。

会社の寮、新築の戸建て等、仕事や家庭の環境により住まいを転々としてきた和年さん。最終的に、生まれ育った青梅市に新居を構えます。この時、乗っていたクルマはフォルクスワーゲンの『ボーラ』。V6エンジンを搭載したトップグレードで、ツーリングや旅行の他、走行会にも参加するなど、和年さんのお気に入りとして活躍します。

新居にて複数台のクルマを所有できる環境となったこともあり、和年さんは趣味のクルマの増車を計画します。

「振り返って、最初に憧れた(日産の三代目)『フェアレディZ(Z31型)』に、ここまで乗ることができていないことに気付いたんです。「今こそZ31に乗るときじゃないか!」って、本腰を入れて探し始めました。けれど左ハンドル仕様で2シーターの後期型という条件にあう個体が見つからなくて……。そうこうしているうちに、知人から『マツダのRX-7(FD型)を買わないか?』との連絡があり、ロータリーエンジンにも興味があったので購入しました」

ロータリーエンジンの滑らかさ、そしてスポーツカーとしてのできの良さに、感心させられる和年さん。それでも「FDは自身の望んでいるクルマではない」との気持ちを抱き、すぐに手放します。

あらためてZ31を探すこと半年ほど。ついに日産が誕生50周年を記念して限定生産を行い、北米でのみ販売した『300ZX50thアニバーサリー』と巡り会います。

国内では販売されなかった300ZX50thアニバーサリー。リアのオーバーフェンダーが迫力です。

国内では販売されなかった300ZX50thアニバーサリー。リアのオーバーフェンダーが迫力です。

念願だったZ31を手に入れた和年さん。登録から既に13年が経過したモデルとあって程度はそれなり。性能も目立ったところはありませんが、独特のスタイルと存在感は和年さんを十分に満足させてくれました。

300ZX50thアニバーサリーを購入後、和年さんはフェアレディZのオーナークラブや、インターネットの掲示板によるオフラインミーティングに積極的に参加し、ツーリングや人々との交流を楽しみます。クルマ趣味の世界が広がることを感じる一方で、特定の車種やメーカー、方向性を持っていないと輪に入れないクラブやサークルのあり方に、息苦しさを感じるようになります。

【次ページに続きます】

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