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10月号で紹介した「ウフィツィ美術館展 黄金のルネサンス ボッティチェリからブロンヅィーノまで」が、10月11日より東京都美術館で始まりました(12月14日まで)。

イタリア・フィレンツェにあるウフィツィ美術館の所蔵品を中心に、ルネサンスを代表する画家サンドロ・ボッティチェリをはじめ、15〜16世紀に「花の都」フィレンツェで活躍した画家たちを紹介する展覧会です。

展示総数は、約80点。ポスターにも描かれているサンドロ・ボッティチェリの大作『パラスとケンタウロス』が注目されがちですが、他にも多くの名品が並んでいます。

開催前に、ウフィツィ美術館のアントニオ・ナターリ館長に「お気に入りの作品を教えてください」とお願いしてみました。
「それは困った。私には3人の娘がいますが、一番のお気に入りはだれか教えろ、と言われるくらい、無理な質問です」。
そう困惑されながらも、館長は何作品か挙げてくださいました。

お答えを、披露いたします。鑑賞の一助にお役立てください。

 

■サンドロ・ボッティチェリの工房『十字架の道行』 1510年以降(上)
■サンドロ・ボッティチェリの工房『鞭打ち』 1510年以降


fig01

FOTO:S.S.P.S.A.E e per il Polo Museale della città di Firenze – Gabinetto Fotografico

fig02
FOTO:S.S.P.S.A.E e per il Polo Museale della città di Firenze – Gabinetto Fotografico

キリストの受難を描いた連作です。
工房の作とあり、完成したのもサンドロ・ボッティチェリの死後なので、弟子たちの手によって仕上げられたのは確かです。
このような作品は、どうしても本人の完全な自筆作品と比べて、完成度が低いと思われがちです(実際、そのような専門家の評価を目にすることもあります)。
しかし館長は、「老いたボッティチェリの情熱や衝動が感じられて、個人的にはたいへん気に入っています」と高く評価します。

 

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