新人の寿司の味と、年会費100万円の有名寿司店との味の違い
さて、この道20年以上の佐川さんと、寿司を握り始めて2か月の後藤さんの寿司を食べ比べた。
佐川さんのお寿司は、シャリとネタ、ワサビと醤油がそれぞれベストなバランスで調和しており、芸術品レベル。あまりの旨さに言葉が出なくなるほどだった。
そして、後藤さんの寿司を食べる。一体感があるプロの味だ。肩の力を抜いて楽しめる1人数千円の寿司店で、このタイプのお寿司が出てくることがある。ゼロから寿司を学んでたった2か月でこの味が出せるのはすごい。
2人が握るところを見比べていると、佐川さんは美しい所作でネタを切ってシャリをとり、魔法のように握っていた。いっぽう、後藤さんは確認し考え、ひたすら真摯に握っていた。客前で握るのは初めてだ。緊張しながらも旨い寿司が握れるのだから、場数をこなすうちに、上達していくだろう。
佐川さんはそんな後藤さんに対し「彼は自己流のアレンジを加えず、ひたむきに努力をしていました」と語っていた。そう、大切なのは、素直に続ける気持ちなのだ。
定年後も長く社会に貢献したいと考える人も増え、副業やスキル磨き教室が活況だ。だが、その多くは現役時代より収入が少なくなり、人の喜ぶ顔を見る機会は減ることが予想される仕事もある。
今後の人生に迷っている人は、日本寿司リーディングアカデミーの『仮想個別指導メソッド』の門を叩いてはどうだろうか。自分の可能性はもちろん、海外で働く扉も開くかもしれない。
●教室概要●
コースは2つあり、寿司職人を目指したい人と、趣味で習いたい人向けがある。
『寿司職人養成コース』は、オンライン+実店舗での指導が受けられる。受講料は88万円(全60回)。
趣味で習いたい人は、『寿司マスターコース』がおすすめだ。オンラインのみで完結し、受講料は44万円(全40回)。
この受講料にはレッスンで使用する魚介類、基本調味料、基本道具セットの料金も含まれている。
さらに希望者には名店『鮨佐がわ』や『すし匠齋藤』などで実際に勤務しながら修業できる「インターンコース」もある。
問い合わせ/日本寿司リーディングアカデミー