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加齢とともに衰えを大きく実感する目のはたらきのひとつに動体視力があります。

動体視力は向かってくるものや目の前を横切るものを見極めたりする能力ですが、動体視力が弱まると、運転時に標識を見落としたり、動いている情報を把握することができにくくなります。

今回は、日常生活の中でできる動体視力のトレーニング法をご紹介していきます。

■動体視力のピークは15~20

動体視力は5歳から15歳ころに急速に発達し、15~20歳かピークとなり、その後は下降するといわれています。

70歳以上を対象に普通免許の更新時に動体視力の検査が導入されたのは、動体視力の衰えが事故につながると考えられているから。

一般的に65歳以上になると、ピーク時の3分の2程度のスピードまでしか識別できなくなるのです。

■2つの動体視力“KVAとDVA”

動体視力には、前方から向かってくるものを見る能力(KVA)と左右に移動するものを見る能力(DVA)があります。

KVAが弱いと自分に向かってくるものを正確に認識することができないため、正面から投げられたボールをキャッチすることが難しくなったり、車を運転しているときに距離感を見誤ったり、標識を見落とすこともあるでしょう。

一方、DVAが弱いと、電光掲示板などに流れる情報を読み取れず、情報をとりこぼしたりします。また、とっさの時の早い動きでの反応も苦手です。

■3つの動体視力トレーニング

ここで紹介する動体視力のトレーニングは、30代以降の方は積極的に取り組みたいトレーニング。いつもの行動のなかに取り入れながらできるので、意識して行うよう心がけましょう。

【次ページに続きます】

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