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眼精疲労を防ぐ「目のピント機能」老化度かんたん診断

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前回の記事「片目だけに負担をかけるのは危険!実は普段気づきにくいクセが目を悪くする」では、目のはたらきが悪くなるのは目の間違った使い方が原因だとお話ししました。

そして目のはたらきが悪くなるもうひとつの理由に、老化があげられます。眼球運動やピント合わせを支えるのは筋肉であり、筋肉に指示を出すのは脳です。加齢とともに衰えるのは筋肉も脳も同じこと、なのです。

今回は、老化によって衰えやすい目のピント機能に着目してみましょう。

■目のピント合わせ機能をチェックしよう

すでに実感のある方も多いでしょうが、老化によって目に現れる症状が老眼です。

老眼は水晶体が弾力性をなくし、焦点合わせのためにはたらく毛様体筋が衰えることで、手もとが見えにくくなります。

視力がいい人も近視も遠視の人も45歳前後から老眼がはじまるとされ、現代ではスマホ老眼といった若者でも老眼になる現象が増えてきているので、若い人でも油断できません。

それでは自分のピント合わせの機能がどれくらい衰えてきているか、チェックしてみましょう。ふだんメガネやコンタクトレンズを使っている人は着用し、文庫本1冊を用意してください。

(1)文庫本を手にし、腕を伸ばして文字がはっきりみえる一番遠い距離で開きます。

(2)どれかひとつの文字にピントを合わせます。

(3)本を少しずつ近づけます。文字がわずかにボケはじめたところでストップ。

(4)本と目の距離が何センチか測ります。

この(4)で計った数字で100を割ります。20センチなら、5、10センチなら10、5センチなら20、これが目の調整量。片目ずつでもやってみます。

若い人ほど数値が大きくなり、40歳を過ぎると小さくなります。

若くても数値が悪い人はすでにピント合わせの機能が衰えているということですので、日々、私の眼球体操をするなどトレーニングが必要です。10以下であれば、日常生活では問題ないといえます。

■つらい眼精疲労も目のはたらきが原因

目のはたらきが低下すると眼精疲労がでやすくなります。

毎日仕事で苦しむ人が多い眼精疲労。少し休むとラクになるくらいならいいのですが、目の疲れがなかなかとれないと、体全体にさまざまな影響がでてきます。

頭が痛い、肩がこる、吐き気がする、全身の疲れが抜けない、朝起きるのがつらいなど目だけの問題では片付けられなくなってくるのがやっかいなところ。

目が疲れるのは、メガネの度数が合っていないとか、左右の視力にバラつきがあるとか、乱視だとか、緑内障や白内障といった目の病気を患っているなど、いろいろな理由が考えられます。

そして目のはたらきの低下も眼精疲労のもとになっているのです。

目のはたらきを支える筋肉も、体の筋肉がそうであるように使わなければ、硬くなるし、細くなります。

それだけ眼球の動きが鈍くなるのです。放っておくと、加齢とともに衰えるのですから、日頃から筋肉を維持するトレーニングが欠かせませんね。次回は基本の眼球体操をご紹介していきます。

 

文/庄司真紀
監修/松島雅美

 

指導/松島雅美(まつしま・まさみ)
1972 年、広島県に生まれる。京都女子大学大学院修士課程修了。 臨床心理士。メンタルビジョントレーニングスペシャリスト。一般社団法人国際メンタルビジョントレーニング協会代表理事。Je respire 株式会社代表取締役社長。精神神経科クリニックや教育機関などで、のべ20,000 人以上をカウンセリングしてきた実績がある。視覚機能とメンタル機能を同時に鍛えるアイパフォーマンスメソッドを日本ではじめて構築し、スポーツ選手や子どもなどのパフォーマンス向上に向けた取り組みを行っている。

 

【参考図書】
『1日5分でアタマとココロがすっきりする眼球体操』
(松島雅美・著、本体1,000円+税、セブン&アイ出版)

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