視力だけでなく、物を正確に見る力や瞬時に見極める力など、目のはたらきは多様。
この目のはたらきはひと昔前までは遺伝に左右されると考えられてきましたが、目の使い方のクセや老化が大きく影響されることがわかってきています。
今回は、目のはたらきを回復する簡単な基本の体操をご紹介します。効果は年齢に関係なく現れますから、何歳でも1日5分、毎日続けましょう。
眼球体操も、ダイエットや筋力トレーニングなどと同じように継続することが肝心です。
まずは、基本体操を毎日続けることから。基本体操は動きが悪くなっている眼球の筋肉をほぐし、衰えている筋肉を鍛えることで、眼球運動をスムーズにするのが目的です。
最初は動きを確認しながら行い、慣れてくると5分以内で終わるようになりますよ。
■1:ぎゅっとまばたき
この体操の目標は、5回×2セットです。
(1)目を少し強めにつぶります。
(2)目をつぶったまま、眼球をできるだけ大きく左右、上下、右回り、左回りに動かします。
(3)10回程度、少し涙が出るくらい強くまばたきします。
最後に目のまわりを骨に沿って軽く押しながらマッサージしましょう。
■2:追従性眼球運動
この体操の目標は、5往復×2セット。まず、視点を一点に固定したまま首を動かします。
(1)上下に動かします。
(2)左右に動かします。
(3)斜めに動かします。
(4)円を描くように動かします。
視点が動かないように、見る場所、見るものを決めておきましょう。
【次ページに続きます】