【私のお気に入り~第55回】
恵比寿「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」の「子羊のパストラル」
いまから30年ほど前、ジョエル・ロブションがオーナーシェフだったパリの「ジャマン」で人気を呼び、一世を風靡した料理が、この「子羊の田園風」です。
真空調理をいち早く取り入れ、子羊に優しく均一に火を入れた逸品です。
30年たっても全く古さを感じさせません。
添えられたじゃがいものピューレも子羊に負けない料理で、じつは、このじゃがいも料理がロブションさんの名前を世界に広めたとも言われています。
以前、ロブションさんからこんな言葉を聞いたことを思い出しました。
「ごくごくありふれた食材から、小さな奇跡を生み出すこと。これこそが料理人の仕事ではないでしょうか」
ガストロノミー “ジョエル・ロブション”
http://www.robuchon.jp