移転問題で揺れている築地市場。今年予定されていた豊洲への移転は延期されましたが、「いつ」になるかは不透明なままです。
『サライ』では昨年12月号で「『築地』最後の年の瀬を歩く」と題して、築地の大特集を掲載しました。思いがけず再び巡ってきた「年の瀬」です。今年の内に行っておこうという人も多いのではないでしょうか?
築地訪問で忘れてはいけないのがおみやげ。名店揃いの築地だけあって、おみやげも絶品だらけで、海産物はもちろん、スイーツなども売られています。
今回は『サライ』本誌2015年12月号の記事から、築地場外のおみやげの逸品を9つ紹介します。
■1:杉本刃物の「包丁」
1830年代、天保初期の 家事職から始まったとされる老舗の包丁です。国内外問わず支持されている包丁は、一丁ずつ入念に手砥ぎし、鮮やかな切れ味と使いやすさが両立されています。
片刃の刺身専用の「柳刃」は刺身を崩すことなく切ることができ、「牛刃」はどんな料理にも使うことができます。実際に手に取って、握り具合や重さを確かめ、手になじむ自分だけの包丁を選んで下さい。
杉本製包丁の名入れは無料。都議直しは要所1~2時間で1丁700円~
【杉本刃物】
住所/中央区築地4-10-2
電話/03-3541-6980
営業/7:00〜16:00
定休日/日曜、祝日、市場定休日
■2:吹田商店の「昆布」
120年以上続く昆布の老舗の逸品。店主自ら産地に出向いて昆布の仕入れを行い、仕入れてから1~3年ほど寝かせて風味豊かに仕上げます。
料理によって適した昆布は異なります。出汁や昆布巻に適した日高昆布、多少塩気があり湯豆腐や椀物にあう利尻昆布等、様々な種類の昆布があるので、店頭で相談して購入してください。
【吹田商店】
住所/中央区築地4-11-1
電話/03-3541-6931
営業/6:00〜14:00
定休日/日曜、祝日、市場定休日
カード不可
■3:秋山商店の「削り節」
大正5年に創業し、築地の削り節店の先駆けとして知られる同店の削り節。店頭からは削りたての芳しい香りを数軒先まで放つ木箱が並びます。
煮物や吸い物に合う「鰹上削り」、みそ汁用の出汁やつまみとしてそのまま食べられる「鰹厚削り」など、用途に合わせてお選びください。
贈り物用に箱詰めのセット品や出汁取り用の密封パック等も取り扱っています。
【秋山商店】
住所/中央区築地4-14-16
電話/03-3541-2724
営業/5:30〜13:30
定休日/日曜、祝日、市場定休日
カード不可