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プッチーニの名作オペラ、その結末はいかに?|日本から発信するオペラとして世界からも注目される新制作の『トゥーランドット』

文/堀けいこ

プッチーニの名作オペラ、その結末はいかに?|日本から世界に発信するオペラとして世界からも注目される新制作の『トゥーランドット』

新国立劇場のオペラ部門芸術監督をつとめるのは、世界的な指揮者でもある大野和士。7月18日から上演されるプッチーニの『トゥーランドット』は、大野芸術監督の就任1シーズン目である2018/2019シーズンの締めくくり。オペラは東京で観る時代へ。そんな思いを抱く大野芸術監督が、東京から世界に向けて発信するこの舞台は見逃せない。

芸術監督とは、劇場や劇団、芸術に関する祭典などの運営における芸術面での最高責任者のこと。新国立劇場には、オペラ、舞踊、演劇の3人の芸術監督が、それぞれの部門の最高責任者として芸術上の責任をになっている。今シーズン(2018/2019)から、そのオペラ部門の芸術監督を務めるのが大野和士だ。

大野和士

大野和士

海外で活躍する日本人指揮者は少なくないが、ヨーロッパの歌劇場で約30年にわたりオペラの指揮を任されてきた大野が、新国立劇場のオペラ芸術監督に就任することが発表されたときには、多くのオペラ・ファン、クラシック・ファンの胸が高鳴った。就任にあたり大野は、新国立劇場オペラのさらなる発展を目指すために、レパートリーの拡充をはじめ、旬の演出家や歌手をリアルタイムで迎えることなどの目標を掲げた。

昨年10月、新制作のモーツァルト『魔笛』で幕をあけた2018/2019シーズン。そして、締めくくりとなるプッチーニの『トゥーランドット』は、今シーズン4作目の新制作となる。

19世紀末から20世紀にかけてのオペラ史に、リヒャルト・シュトラウスと並んでその名を残すジャコモ・プッチーニ。『マノン・レスコー』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』など粒ぞろいのオペラを12作残しており、『トゥーランドット』はその最後の作品。彼の遺作だ。

これまで数々のオペラの名作を上演してきた新国立劇場のレパートリーの中でも、『トゥーランドット』は屈指の人気を誇る作品。しかも今回は大野芸術監督が自ら采配をふるっての新制作となれば、当然、その注目度は高い。

世界のオペラ界でひっぱりだこのアレックス・オリエの演出、そのエンディングはいかに

大野芸術監督がパートナーに選んだのは、バルセロナ・オリンピック開会式の演出で脚光をあびた、スペインの演出家集団ラ・フーラ・デルス・バウスの芸術監督であるアレックス・オリエ。ふたりはリヨン歌劇場で、2004年『さまよえるオランダ人』、2013年『期待』『囚われ人』と、しばしば手を組んで新演出公演に挑んでいる。大野芸術監督は、オリエの大規模なセットを用いたスペクタルな展開や、内面を視覚的に掘りさげていく手法、そして、音楽からインスパイアされる見事なイマジネーション力に着目し、招聘を決めたという。

『トゥーランドット』の原作はカルロ・ゴッツィの寓話集だが、プッチーニは作曲中に癌におかされ、完成させることなく65歳の生涯を閉じたため、フィナーレは一般的に、プッチーニが残したスケッチをもとにしたフランコ・アルファーノの補筆で上演することになっている。ところが、オリエは昨年のインタビューで次のように語っている。

「アルファーノの補筆ではハッピーエンドで終わります。しかし、それまでのプッチーニの作品を振り返ると、『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』などみな悲劇です。プッチーニはハッピーエンドを好まなかったのではないでしょうか」(新国立劇場・情報誌 ジ・アトレより)

オリエがつむぎ出したエンディングとはいったい、どのようなものなのか……。

クラシックファン注目!! バルセロナ交響楽団が新国立劇場のオーケストラピットに

従来とは異なりそうな結末への期待、展開される大スペクタルへの期待……様々な期待を抱かされる新制作の『トゥーランドット』だが、さらに、世界的に活躍する歌手陣の豪華なダブルキャストにも驚く。

まずは、大野芸術監督が「世界で5本の指にはいる『トゥーランドット』歌い」だというイレーネ・テオリン、ジェニファー・ウィルソン。そして、トゥーランドットに魅せられた王子カラフ役には、若手逸材のテオドール・イリンカイと、カラフ役として着実にキャリアを積んできているデヴィッド・ポメロイが登場。中村恵理や砂川涼子など、日本が世界に誇る歌姫の登場もオペラ・ファンには見逃せないポイントだ。

イレーネ・テオリン

イレーネ・テオリン

ジェニファー・ウィルソン

ジェニファー・ウィルソン

テオドール・イリンカイ

テオドール・イリンカイ

デヴィッド・ポメロイ

デヴィッド・ポメロイ

オーケストラ・ファンからの関心も集まる。というのも、オーケストラ・ピットに入るのは大野氏が音楽監督を務めるバルセロナ交響楽団なのだ。バルセロナ交響楽団の来日は24年ぶり。しかも、海外から招くオーケストラが新国立劇場のオーケストラ・ピットに入るのは史上初となる。

バルセロナ交響楽団 (c)May Zircus

バルセロナ交響楽団 (c)May Zircus

まさに話題満載の新制作の『トゥーランドット』。さらに、本作品は、大野の提案により実現したプロジェクト「オペラ夏の祭典2019-20 Japan←→Tokyo←→World」の上演作品でもあるのだ。

日本のオペラ界が総力をあげてつくり出す、世界へ発信するオペラ

「オペラ夏の祭典2019-20 Japan←→Tokyo←→World」は、新国立劇場と東京文化会館が各地の劇場と連携して2年間にわたり展開するオペラ・プロジェクト。大野が総合プロデュースをつとめ、日本のオペラ界が総力をあげて世界に発信するオペラを作り上げる。初年の2019年はこの『トゥーランドット』、2020年はワーグナーの『ニュルンベルグのマイスタージンガー』を上演する。『トゥーランドット』は東京文化会館、新国立劇場での上演後、びわ湖ホール、札幌文化芸術劇場hitaruで上演される予定になっている。

物語の舞台は、伝説の時代の中国。絶世の美女でありながら氷のように冷酷な心をもつトゥーランドットが求婚者につきつける3つの謎解き。トゥーランドットの美貌に魅せられた王子カラフは、挑戦者として命がけの謎解きに挑む。アリア、二重唱、大合唱と聴きどころも満載。トリノ・オリンピックで荒川静香が金メダルを獲得した曲としても知られるテノールのアリア「誰も寝てはならぬ」は、第3幕のハイライトとなる。

オペラの醍醐味を存分に味わうことができる名作であり、かつ、今回は結末にも期待のかかる新制作。必見の大スペクタルも見逃せない。今から胸が高鳴る。

新国立劇場 2018/2019シーズンオペラ
『トゥーランドット』
[全3幕/イタリア語上演 字幕付]

公演日 7月18日(木)~22日(月)
会場  新国立劇場 オペラパレス/東京都渋谷区本町1-1-1

■新国立劇場オペラサイトhttps://www.nntt.jac.go.jp/opera/
■問い合わせ 電話:03・5352・9999(ボックスオフィス)

オペラ夏の祭典2019-20 Japan←→Tokyo←→World
『トゥーランドット』全国での公演日程や情報はこちらから
https://opera-festival.com

文/堀けいこ

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