もうじきやってくる梅雨。湿度が高く、ジメジメとした季節は、実は肌トラブルも起こりやすくなります。冬の乾燥対策や夏の紫外線対策に比べて、スキンケアがなおざりにされがちな季節ですが、湿度が高く、汗をかきやすくなるため肌の環境が悪化するので要注意。
今回は、これまで『サライ.jp』でお伝えしてきた肌トラブルに関する記事をご紹介します。肌はストレスや免疫低下によって突然トラブルが発症するものなので、現在トラブルがない人にも知っておいていただきたい情報ばかりです。
1:免疫が下がり始める50歳くらいがターニングポイント! ワクチン接種で帯状疱疹を予防しよう
帯状疱疹のほとんどは、早めに治療すれば完治しますが、場合によっては夜も眠れないほどの激痛が後遺症として残ることもあります。仕事や日常生活に支障をきたすこともあるので、あなどれません。その原因は免疫の低下で、50歳以上の人が患者全体の7割を占めているので、サライ世代としては気になる疾病のひとつです。
帯状疱疹ワクチン接種で予防は可能です。1回接種するワクチンでは発症予防効果が5年くらいで半分くらい予防、2回接種するワクチンでは10年経過しても9割くらい予防でき、後遺症も防げます。
※なぜ50歳を過ぎたら「帯状疱疹ワクチン」を接種した方がいいのか?
2:仕事や家事に集中できないほどの湿疹やかゆみには、漢方による体質改善を
更年期と呼ばれる50歳前後の女性は、皮膚も乾燥しやすくなり湿疹も出やすくなります。かゆみがつらいのはもちろん、見た目が気になる人も多いはず。
「長時間の入浴を避ける」「紫外線を避ける」など日常的に肌の乾燥を予防しながら、「漢方」に頼るのも改善策のひとつです。食事制限や運動など普段の生活を大幅に変えずに、体質改善ができるのがポイントです。不快な湿疹やかゆみに悩まされているならば、医師や薬剤師に相談してみましょう。
※かゆくて我慢できない「湿疹」を改善する3つの方法|更年期の新習慣「漢方」Q&A
3:頭皮のベタベタやフケ…。頭皮の潤い不足も漢方で補える!
頭皮は皮脂腺が体のなかでいちばん多く、汗腺も多いので、なにかとトラブルが起きやすい部位でもあるのです。
頭皮に湿疹ができるようなら、シャンプーやカラーリング剤を見直すのも改善法のひとつです。また、これから気温が上がるにつれて気になるのが頭皮のベタつき。気になるからと洗いすぎも頭皮にダメージを与えてしまうので要注意です。
そんな頭皮トラブルにも漢方は役立ちます。それぞれのお悩みに合わせた漢方薬を紹介しているので参考にしてみてください。
※頭皮のお悩みを解決する漢方【漢方薬剤師が教える漢方のキホン】
4:湿疹・皮膚炎、肌荒れ・いぼ、かゆみ…。その肌トラブルは内臓の不調が原因かも
肌は「内臓を映し出す鏡」といわれるほど、内臓の影響を受けやすいといわれています。湿疹・皮膚炎、肌荒れ・いぼ、かゆみ…。これらの肌トラブルも内臓からのシグナルかもしれません。
肌荒れ・いぼは悪性腫瘍、かゆみは糖尿病や甲状腺の病気、臓器の悪性腫瘍、肝臓の異変の予兆である可能性もあるので見過ごせません。皮膚のかゆみが続く、急にいぼが増えたなどの症状がある場合は内臓の病気を疑い、医師に相談をしましょう。
※肌は内臓の鏡! 肌荒れに効く漢方薬【漢方薬剤師が教える漢方のキホン】
5:アトピー性皮膚炎で苦しむ人たちのリアルな声!
症状を抑える市販ケア商品とは?
子どもの疾患というイメージがあるアトピー性皮膚炎ですが、成人しても悩む人は多いもの。大人のアトピーは、ダニ、ハウスダスト、花粉、ペットの毛などの環境にみられる成分や、乾燥肌、ストレスなども原因となり、完治しづらいといいます。
いますぐかゆみを抑えたいときに、役立つのが市販のケア商品。アトピー特有の皮膚症状(状態)を匿名で記録・共有できる日本初のアプリ「アトピヨ」がアトピーに悩む人たちに支持されているブランドを調査しました。1位になったブランドは、TAKEFU・竹布(タケフ)でした。
※アトピー性皮膚炎の方に話題のブランドTOP10、3位AP、2位Curel、1位は?
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季節や環境によって、さまざまトラブルを起こすほど肌はデリケートなもの。肌トラブルが起きたら、「ストレスが高まっていないか」「疲れていないか」など、自身を見直すきっかけになるかもしれません。
文/編集部