皆さんは、漢方薬と聞くとどんな印象がありますか?「苦いけど体によさそう」「葛根湯は知っているけど……」など、「そもそも漢方ってどんなもの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そんな基本的な漢方に関する疑問や基礎知識を、漢方の専門家にわかりやすく解説してもらいます。 第35回のテーマは、「肌に効く漢方薬」です。あんしん漢方(オンラインAI漢方)の薬剤師、竹田由子さんに教えてもらいました。

肌トラブルは内臓の不調のあらわれ?

肌は「内臓を映し出す鏡」といわれるほど、内臓の影響を受けやすいといわれています。何らかの内臓の異常が、肌荒れにあらわれているのかもしれません。

まずは、肌トラブルの症状ごとに、体にどのような問題が起きている可能性があるのかを紹介します。

1.乾燥による湿疹・皮膚炎

肌が乾燥しやすい秋冬のシーズンは、乾燥によって湿疹ができることがあります。もしかしたら、その湿疹は乾燥性皮膚炎かもしれません。

乾燥性皮膚炎は、肌が乾燥した状態が続き、悪化してしまうと起こります。肌の乾燥が悪化すると、皮がむけたり、ひび割れが生じたりします。そのため、傷ついた部分にかゆみを感じたり、水ぶくれや赤みを発症したりするのです。

厄介な乾燥も、内臓の調子がよくないために起こることがあります。乾燥に効く漢方薬は次の章で紹介します。

2.肌荒れ・いぼ

「急にいぼが増え始めた」という場合、内臓に悪性腫瘍ができているのかもしれません。

急にいぼが増殖する病気のなかに、レーザー・トレラというものがあります。レーザー・トレラ皮膚病の具体的な症状には、いぼの多発や、かゆみがあげられます。

この病気は、とくに胃に問題のある場合が多く、がんの可能性もあるので注意が必要です。

しかし、いぼが少しできた程度の症状だと、ただの「老人性いぼ」かもしれません。いぼの種類によっては漢方薬で対処できる場合もありますので、皮膚科に相談することをおすすめします。

3.かゆみ

内臓の病気に伴う皮膚症状はデルマドロームと呼ばれていて、皮膚のかゆみが続く場合は内臓の病気を疑う必要があります。

かゆみは、糖尿病や甲状腺の病気、臓器の悪性腫瘍、肝臓の異変など様々な病気によっても引き起こされるといわれています。

かゆみ以外に気になる症状があれば一度検査をおすすめしますが、かゆみに対処できる漢方薬もあります。

肌の不調に効く漢方薬

次に、皮膚症状に効くおすすめの漢方薬と、効能について解説します。

1.乾燥による湿疹・皮膚炎に効く漢方薬

乾燥による湿疹や皮膚炎には、肌の水分の巡りをよくすることで、潤いを与える漢方薬を選びます。「当帰飲子(とうきいんし)」がおすすめです。

とくに冷え性の方は、乾燥肌になりやすいといわれています。当帰飲子は、冷え性を改善し、乾燥によって起こる湿疹や皮膚炎に効果が期待できます。

2.肌荒れ・いぼに効く漢方薬

いぼには、肌の表面に滞った老廃物を排出したり、炎症を抑えたりする漢方薬を選びます。「薏苡仁(よくいにん)」がおすすめです。薏苡仁は、青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)という種類のいぼに効果を示します。

また、薏苡仁が配合された桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)もシミや肌荒れ・ニキビに用いられる漢方薬なのでおすすめです。

ただし、脂漏性角化症と呼ばれる、老人性のいぼには効果が期待できないので注意しましょう。

漢方薬を飲んでもいぼが増え続ける、治らないという場合は、皮膚科に相談する必要があります。

3.かゆみに効く漢方薬

かゆみの症状にはいろいろな種類があるため、かゆみに効く漢方も様々です。

蕁麻疹やあせもなどの強いかゆみには、炎症を抑える作用をもつ漢方薬から選びます。「消風散(しょうふうさん)」がおすすめです。消風散は、かくと液が出てくる症状のほか、かゆみが強い症状に用いられます。

また、湿疹が腫れて化膿している場合のかゆみには「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」がおすすめです。これは皮膚炎や水虫にも効果があります。

一方、乾燥によるかゆみには、「当帰飲子(とうきいんし)」がおすすめです。皮膚の乾燥が認められて、かいても分泌液が出ないかゆみに用いられます。

さらに、かゆみを感じる部分が赤く、普段イライラしやすい人には、「黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)」がおすすめです。この漢方薬は、皮膚の病気だけでなく、不眠症にも効果があります。

その他にも、肌に栄養や水分を届けることで、強く潤った肌を目指すことができます。

漢方は体質との相性で正しく選ぼう

「不調を根本から改善したい」
「いろいろと試したが症状が改善しない」
「西洋薬は一度飲み始めたら、やめられないのではないかと不安」 

そんな方には、医薬品として効果が認められている漢方薬がおすすめです。

漢方薬は、自然にある植物や鉱物などの「生薬」を組み合わせて作られているため、 一般的に西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

また、漢方薬が目指すのは苦痛を和らげるための対症療法ではなく、根本的な解決です。体質の改善に働きかけることのできる漢方薬は「同じ症状を繰り返したくない」という思いに応えてくれます。 

「バランスのとれた食事や運動などを毎日続けるのは苦手」という方も、症状や体質に合った漢方薬を毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。 

ただし、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないだけでなく、副作用が起こることもあります。購入時には、できる限り漢方に精通した医師や薬剤師にご相談ください。 

「お手頃価格で不調を改善したい」という方には、医薬品の漢方薬がおすすめです。スマホで気軽に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスも登場しています。

AI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」サービスでは、漢方のプロが体質に合った漢方を見極めてくれます。お手頃価格で自宅まで郵送してくれるため、手軽で便利です。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=221432a9sera0110

肌荒れには漢方を活用するのもおすすめ

肌は内臓の鏡といわれているように、あなたの肌の不調は内臓に原因があるかもしれません。

悪性腫瘍などによる内臓の異変は、肌にあらわれるといわれています。この記事では、内臓の不調による肌荒れの種類と肌の不調に効く漢方薬について紹介しました。

体の不調を根本から治癒することができる漢方を使って、体調を整えていけば、肌荒れも治るかもしれません。

漢方の効果を正しく理解し、活用することで今よりも健康な体を手に入れましょう。

<この記事を書いた人>


あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
竹田由子
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。
患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=221432a9sera0110

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