こうすれば腰の負担を軽減できる!腰痛を防ぐ「イスの正しい座り方」ポイント3つ

指導/宮腰圭(整体家)

腰痛の方にとって一番困るのが、イスに座ることではないでしょうか。しかし、イスに座ったり立ったりというのは、日常で必ず行う動作ですから、避けることはできませんよね。

腰痛と無縁の生活を送るためには、イスの座り方にも注意を払う必要があります。そこで今回は、腰に負担をかけないイスへの座り方のポイントを3つお伝えしていきましょう。

【座り方のポイント1】骨盤を立てて座る

じつはもっとも腰に負担をかけない座り方は「正座」です。しかし、正座ができるのは自宅くらいのもので、職場や外出先で正座ができる場所などほぼありませんよね。また、正座は腰には良いのですが、膝の負担が大きく、下半身の血流を阻害してしまうという短所もあります。

イスへ座るとき、腰痛を和らげたり予防する観点からは、まずは正座のように骨盤を立てるような位置を維持することが大切です。

【座り方のポイント2】背もたれをなるべく使わない

骨盤を立てるためにも、イスには深く座った方がいいです。浅座りがなぜよくないかというと、骨盤を後傾させ背もたれに寄りかかる姿勢になるためです。骨盤が後ろに傾いていると、腰の筋肉も常に伸ばされてしまい、腰痛が治らないどころか、かえって悪くなってしまいます。

イスには深く座って、背もたれに寄りかからない状態を保ってください。

【座り方のポイント3】足は前後に置く

骨盤を立てて座ったら、足は前後に置くとよいです。左右の足のどちらが前になっても後ろになっても構いません。後ろに置いてある足が上半身の支えになるので、腰が安定し、疲れにくくなります。

こうして正しい姿勢を保っていれば、腰痛を避けることはもちろん、猫背やストレートネックの予防になりますし、肩こりの改善にもつながります。

©hirasawaminami

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自宅でくつろぐ時は、ソファに座る方も多いと思いますが、深く沈み込むソファは腰にはよくありません。浅座りの時と同じように骨盤が後ろに傾いてしまい、腰痛を悪化させる可能性があります。その他、あぐらや横座り、女の子座りや体育座りなども腰にはあまりよくないのでさけるようにしましょう。

自宅で床に座る場合は、座イスを使い、両足を前に伸ばして、肘掛けに両ひじを乗せて上半身の体重の負担を軽くします。座イスがない場合は、壁を背もたれ代わりにし、座イスの場合と同様に両足を前に伸ばして置くといいでしょう。

立っている姿勢と同じように座っている姿勢も重要です。とはいえ、良い姿勢を意識しても、すぐに元の姿勢に戻ってしまうものです。ほとんどの方が良い姿勢と悪い姿勢が1:9くらいで1日を過ごすのではないでしょうか。

いかがでしょうか? 上記の3つのポイントは、体をまっすぐに保ち、上半身を正しく支えるコツのようなもので、続けるのにそれほど難しいものではありません。悪い姿勢を続ければそれが体に記憶され、その形に合わせて矯正されてしまいます。

イスに座る時には、ぜひ「骨盤」を意識してみてくださいね。

監修・構成/宮腰圭
取材・文/庄司真紀

指導/宮腰圭(みやこし けい)
整体家。「骨と筋」代表。「アカデミー骨と筋」主宰。1969年秋田県生まれ。50年代のアメリカに憧れ、テネシー州メンフィスでバンド活動に励んだのち、30才のときに音楽で生計を立てる道を断念。一転カイロプラクティックの道を志し、日本カイロプラクティックカレッジに入学。2001年より米国政府公認ドクター中島旻保D.Cのセンターに勤める。2006年より中目黒にて開業し、2010年にはスクールを開校。現在は秋田と東京に拠点を置き、施術や整体家の育成に努める。誰もが自分で治せる療法の開発にも力を入れており、セルフメソッドの発明王!との異名をもつ。著書に『1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』」『1日30秒足を振るだけでしぶとい腰痛が消える本』などがある。

※「骨と筋」公式サイト/http://www.pelvickm.com

【参考図書】
『1日30秒足を振るだけでしぶとい腰痛が消える本』
(宮腰圭・著、本体価格 1,300円+税、サンマーク出版)
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3535-3

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