手のひらでわかる「肩こりを引き起こすタイプ」診断

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肩こりの人は「何をやってもなおらない」と慢性化する人が多いですが、からだのクセというのはなかなか取れにくく、外からマッサージをするくらいでは、すぐにもとに戻ってしまいます。

私が整体家として3万人以上のからだを見てきて、あることに気付きました。それは、自然に直立の姿勢をしたとき、手のひらが後ろに向いている人のほとんどが肩がこっているということです。

驚きましたか?

連載の第1回目は、意外と知られていない“肩こりと手のひらの向きの関係”についてお話ししていこうと思います。

■手のひらが後ろ向きだと“内巻き肩甲骨”に

姿勢がよくなれば肩や背中がこらなくなるというのは、誰もが当たり前のように知っています。

背骨と肩甲骨が正しい場所にあれば、肩こりは起きません。

それなのに背骨には問題がなくても、肩がこっている人がたくさんいるのは、手の甲が正面に向かっていると、手首からも逆行的に、肩が内巻きに矯正されてしまうからです。

物理的に肩が内に巻けば巻くほど、肩甲骨の位置はそれに伴って移動しますから、背中側が張ってしまうのは当然のことなのです。

■内巻き肩甲骨が“肩こりの原因”になる!

肩甲骨が中心から離れれば離れるほど、背中側の筋肉は引き伸ばされます。

伸ばされた筋肉内の血液は必然的に悪くなり、老廃物が蓄積することで肩はまるで石でも乗せたように重だるさや背中のどこかに張りやイタ苦しさを感じるようになります。

背骨に異常がなくても肩こりが起きるのは肩甲骨が外側に移動しているからなのです。

■手のひらで“内巻き肩甲骨かどうか”診断

さて、あなたの肩はどうでしょうか。次の2つの方法で確かめてみましょう。

(1)両腕をだらんとさせた状態で鏡の前に立ちます。

©hirasawaminami

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通常はからだの真横に腕があり、手のひらは横向き(太もも側を向き、親指が正面を向く状態)になります。

内巻きの肩になっている人は、腕がからだの真横ではなく少し前側にあり、手の甲が正面、手のひらが後ろを向いています。

立ったまま、両腕だらんの姿勢で簡単にわかりますが、壁や床を使っても調べることができます。

(2)壁にカカトとお尻と背中と頭をつけてみましょう。

©hirasawaminami

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壁に対して両肩が少しだけ浮いている程度(手のひらが入るくらい)であれば正常ですが、明らかに浮いている(こぶし1個分くらい)のであれば、肩は内巻きになっています。

壁にカカトとお尻と背中と頭をつける方法は寝た状態でも同じように調べられます。(1)の立っているときの姿勢と同じ手の位置で、仰向けに寝てみましょう。

床に対して両肩が少しだけ浮いている程度(手のひらが入るくらい)であれば、正常ですが、明らかに浮いている(こぶし1個分くらい)のであれば、肩は内巻きになっています。

あなたの肩甲骨は内巻きになっていませんか?

諸悪の根源である内巻き肩を招いていた黒幕が、実は手のひらの向きにあったのです。手の甲が正面に向いていることが、肩こりや猫背、姿勢の悪さを招いていたのです。

次回以降、私が生みだした簡単な肩こり解消メソッドをご紹介してきます。詳しくは著書『1日10分 歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』をご覧ください。

 

監修・構成/宮腰圭
取材・文/庄司真紀

 

指導/宮腰圭(みやこし けい)
整体家。骨と筋代表。アカデミー骨と筋主宰。1969年秋田県生まれ。50年代のアメリカに憧れ、テネシー州メンフィスでバンド活動に励んだのち、30才のときに音楽で生計を立てる道を断念。一転カイロプラクティックの道を志し、日本カイロプラクティックカレッジに入学。2001年より米国政府公認ドクター中島旻保D.Cのセンターに勤める。2006年より中目黒にて開業し、2010年にはスクールを開校。現在は秋田と東京に拠点を置き、施術や整体家の育成に努める。誰もが自分で治せる療法の開発にも力を入れており、セルフメソッドの発明王!との異名をもつ。著書に「1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本」「1日30秒足を振るだけでしぶとい腰痛が消える本」などがある。骨と筋(http://www.pelvickm.com)

 

【参考図書】
『1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』
(宮腰圭・著、本体1,300円+税、サンマーク出版)

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