一日の終わりを告げる夕日は、ほんの数分の間で表情が変わる。その幻想的な光景はまるで絵画のようで、いつまでも眺めていたいと思わせる。
今回、リクルートライフスタイルが企画・編集する旅行情報誌『じゃらん』では、日本国内で見ることができる夕日絶景スポットの中から「行ってみたい夕日絶景」についてアンケートを実施した。早速、トップ10を発表していこう!
第1位:父母ヶ浜(ちちぶがはま)【香川県】
風のない干潮時の潮だまりが鏡のようになることから「日本のウユニ塩湖」と、SNSで人気が上昇した話題のスポット。特に日没のマジックアワーは幻想的な風景が広がる。
第2位:ゴジラ岩【秋田県】
TVCMで有名になった“シルエットがまるでゴジラ”な岩。岩礁地帯である潮瀬崎に位置し、特に夕暮れ時にはゴジラの口に夕日が差し掛かり、その姿はまるで火を吐いているような迫力だ。
第3位:砂山ビーチ【沖縄県】
白砂の下り坂の先に姿を現す人気ビーチ。ぽっかりと穴を開けた洞窟がシンボル。空と海をオレンジ色に染めながら、目の前に沈みゆく夕日が圧巻。
第4位:笹川流れ【新潟県】
国の名勝天然記念物(県立自然公園)にも指定された、11kmも続く海岸。太陽が水平線に沈む間際の18:00~18:30頃には、オレンジ色にくっきり光る夕日を見ることができる。
第5位:石見畳ヶ浦(いわみたたみがうら)【島根県】
洞窟を抜けると、地質学的にも貴重な約1,600万年前の地層が露出した千畳敷に。満ち潮でできた潮だまりを逆光で撮影すれば、隆起した海床や人のシルエットが上下対称の夢幻ワールドを描き出す。
第6位:夕日の森 展望台【新潟県】
視界が大きく開けた展望ポイント。海と夕日のコントラストが絶妙。名前の通り夕日の名所でもあり、海と空が黄金色に染まる夕景は胸に迫る美しさ。
第7位:万座毛【沖縄県】
沖縄の絶景名所といえばその名が挙がる万座毛。ゾウの鼻のカタチをした琉球石灰岩がシンボル的存在。一帯は天然の芝や海岸性植物で覆われた緑の広場になっており、水平線に沈む夕日も美しい。
第8位:屏風ケ浦(びょうぶがうら) 【千葉県】
銚子市名洗町から旭市飯岡刑部岬まで約10kmにわたる岸の絶壁。英仏海峡のドーバーの「白い壁」に匹敵するといわれ「東洋のドーバー」という別名もあるほど。夕暮れ時が特に幻想的。
第9位:人形岩(西方海岸)【鹿児島県】
東シナ海に沈む夕日が美しい絶景スポット。人のような形の岩の前に、丸い小さな“頭”があり、親が子を抱く姿に見えることから、いつしか人形岩と呼ばれるようになった。人形岩の向こうに沈みゆく夕日は周辺エリアでも随一の絶景。
第10位:大観山(たいかんざん) 【神奈川県】
世界遺産・富士山、芦ノ湖に箱根の山々を一望できる絶景スポット。“かながわの景勝50選”にも選ばれている。晴れた日には雲海に浮かぶ富士山が見られることもある。
夕日はその日の天候によっても変化し、いろんな景色を見せてくれる。それ故、何度も訪れたくなるようだ。ゆっくり辺り一面がオレンジ色に染まっていく光景は、感動モノだ。暑さが和らぐ夕暮れ時、絶景の夕日を見に出かけてみては?
文/鳥居優美