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【学年誌が伝えた子ども文化史】昭和45年の小学生による「ぼくらの万博」レポート記事

学年誌記事で振り返る昭和のニュースと流行!

1922年(大正11年)、当時の出版界では初となる学年別学習雑誌「小学五年生」「小学六年生」が小学館から創刊された。翌年には「小学四年生」、1924年には、後に「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」となる「セウガク一年生」「セウガク二年生」「せうがく三年生」が相次いで創刊され、小学生を対象とした学年別の総合雑誌「学年誌」のラインナップが誕生した。

子どものための総合情報誌として、ニュース、イベント、芸能、スポーツ、流行、ファッション、ホビーなど、あらゆる情報を発信し続けた「学年誌」。そんな「学年誌」が一番輝いていた昭和の膨大なバックナンバーから、時代ごと、テーマごとに記事を厳選して構成した『学年誌が伝えた子ども文化史「昭和40~49年編」「昭和50~64年編」「昭和30~39年編 」』(小学館)の3冊が刊行された。本記事はその中から、サライ読者にグッとくるトピックスを厳選してお届けする!

* * *

日本万国博覧会3(昭和45年・1970年)

『学年誌が伝えた子ども文化史(昭和40~49年編)』より

日本中が熱中した日々 お祭り騒ぎだった万博の半年

開幕前から日本中が注目。会期中は興奮と感動が渦巻いた世紀の一大イベント、大阪万博。
学年誌も読者レポートなどでその熱気を伝えていた。

地元・大阪の読者が万博をリポート。宇宙開発展示、ベーブ・ルースの映画、フォーミュラカーと、それぞれ気になる展示を見てごきげん。「小学六年生」1970年6月号

近未来の夢と希望は次世代に引き継がれた

半年間にわたり開催された万博は総入場者数6421万人超。1日に最高83万人もの人が訪れ、迷子は4万人を超えたといわれる。関西の住民は何度も会場に足を運び、遠方在住の子どもにとっては身内が万博に行っただけでも自慢となった。学年誌では実際足を運んだ読者の報告記事も。月の石が思ったより小さかった、ゴミが多い、などのがっかり意見もありつつ、ソ連館、アメリカ館の広さに驚き、動く歩道で移動しながら迫力の映像体験ができた三菱未来館を絶賛する様子など、子ども目線の率直な感想が収められている。

ひとつでも手に入れたかった記念品のプレゼントページも登場。万博開催を記念し、世界の平和と繁栄を記念したタイムカプセルが埋められたことも話題となった。当時学年誌で活躍した人気キャラクターも総出で開催を祝った万博。興奮と歓喜のうちに幕を閉じた後も、太陽の塔を中心に跡地は万博記念公園となり、転用されたパビリオンも。出展された技術は実用化されたものも多く、その息吹は後世に引き継がれている。

万博に行っても行かなくても記念品は欲しかった! キーホルダーにシール、記念たてなど万博気分高まるグッズが大集合。ほかにもメダルやペナントなど、思い出となる記念品が人気だった。「小学六年生」1970年6月号

 

金属のつぼに20世紀で使っている品物を入れ、5000年後の人に残す計画を伝える記事。未来でロボットがタイムカプセルを開けるシーンの予測も。「小学六年生」1969年4月号

※本記事は『学年誌が伝えた子ども文化史 昭和40~49年編』より抜粋・転載したものです。

[ワンダーライフスペシャル]
学年誌が伝えた子ども文化史●昭和40~49年編 定価本体1200円+税(ISBN 9784091066107)

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