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アルプスの美峰シュネーベルク山を登山鉄道で行く小さな旅(オーストリア)

文・写真/ひょろ(オーストリア在住ライター)

音楽と芸術の都ウィーンを首都とする、アルプスの小国オーストリア。今回は、この国が誇る山々をゆったりと楽しめる登山鉄道の旅をご紹介しましょう。

シュネーベルクのサラマンダー

ヴィーナー・アルペンと呼ばれる、ウィーン南方の山々の代表格、シュネーベルク。「雪山」の意味を持つこの山は、現地の人に人気の日帰り旅行先となっています。

ウィーンからオーストリア国鉄に乗って80分で、シュネーベルクの登り口の駅プフベルク(Puchberg)に到着します。ここで、「サラマンダー」の愛称で知られるシュネーベルク鉄道に乗り換えます。

「サラマンダー」とは、この地域に生息するトカゲの一種。その名を冠した列車の車体は、かなり個性的なデザインとなっています。

以前は蒸気機関車のみの運行でしたが、1999年に現在の車体に改められました。

このシュネーベルク登山鉄道は、オーストリアに三つあるラック式鉄道の一つで、9.7kmの距離は国内最長。頂上駅の標高は、国内最高の1795mとなっています。

この列車に乗って40分で、山頂付近の駅に到着します。のどかな田園風景から険しい岩山に変わっていく車窓の風景が、19.7%の傾斜を感じさせます。心なしか気温も下がってきますので、上着を羽織る乗客の姿も見かけます。

途中駅で地元グルメを楽しむ

途中駅にあるキオスクでは、シュネーベルク名産ブフテルンが売られています。一時停車の合間に一切れ買って、道中のお供にしてみましょう。

オーストリアのドイツ語でMarille(マリレ)と呼ばれるアプリコットジャムの入ったものがスタンダート。他にもPowidl(ポーヴィドル)と呼ばれるスモモソース入りもオススメ。生地は焼きたてふわふわで、素朴な味わいに、甘酸っぱいジャムがよく合います。

この停車中には、車体と線路の歯車が噛みあっている様子を間近から眺めることができます。

シュネーベルク頂上からの絶景

シュネーベルクの頂上にたどり着くと、眼下に素晴らしい景色が広がっています。

岩肌がむき出しの手前の景色と、緑豊かな下界の風景のコントラストが印象的です。

頂上にはカフェレストランもあり、天気のいい日はテラス席でのんびりと絶景を楽しむことができます。

シュネーベルク観光の歴史

シュネーベルクの登山鉄道は、1897年に運航を開始した、歴史ある路線です。ハプスブルク家の皇帝フランツ・ヨーゼフもこの鉄道に乗って頂上に来たことがあり、このシュネーベルクの人気の高さがうかがえます。

頂上付近には、その皇帝の美貌の皇妃エリザベートの名を冠した礼拝堂もあり、ちょっとした観光スポットになっています。この礼拝堂からの景色は絶景ですので、ぜひお見逃しなく。

蒸気機関車の出番

週末には、「サラマンダー」だけではなく、昔ながらの蒸気機関車が運航している時間帯もあります。専用チケットを購入すれば乗車することができますし、チケットを持っていなくても、こうして準備中の蒸気機関車を気軽にそばから見ることができますよ。

頂上駅からは、ハイキングコースも整備されています。帰りの列車に乗る前に、ゆっくりと頂上付近を散策して、ハイキング気分と歴史散策を存分に楽しんでみてください。

*  *  *

以上、オーストリアの絶景スポット、シュネーベルクと歴史ある登山鉄道の旅をご紹介しました。鉄道好き、歴史好き、ハイキング好きの方に満足していただける上、ちょっとした地元グルメまで味わえてしまう、素敵な鉄旅です。

ウィーンから日帰り往復ができますので、オーストリア旅行の際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。

【シュネーベルク鉄道】
チケットは www.schneebergbahn.at にて予約、購入できる。運行時期は4月末から10月末。蒸気機関車の運行は7,8月の日曜祝日。

文・写真/ひょろ
オーストリア・ウィーン在住フォトライター。世界45カ国を旅し、『るるぶ』『ララチッタ』(JTB出版社)、阪急交通社など、数々の旅行メディアにオーストリアの情報を提供、寄稿。海外書き人クラブ所属。

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