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今から約150年前、われわれの先達たちは、西洋列強に肩を並べんと、熱情をもってそれぞれの任務に励みました。『サライ』6月号では、石炭採掘、養蚕・紡績などで活躍した先人たちの精神や偉業を辿り、モノ作りニッポンの輝かしい歴史の原点を見つめ直す「ニッポンの産業遺産」を特集しています。

前半では、韮山反射炉と重要文化財江川邸(静岡県伊豆の国市)、尚古集成館(鹿児島市)、長崎造船所とグラバー園(長崎市)、富岡製糸場(群馬県富岡市)など、日本を代表する産業革命遺産を通じて、明治人の志に迫っています。特集の冒頭では、日本資本主義の父・渋沢栄一の足跡などを糸口にして、日本が近代化の道を歩み始めたところから解説しています。
後半では、「企業博物館に感動のドラマあり」と題して、トヨタ、パナソニック、サッポロビール、ニッカウヰスキー、JRなど日本を代表する企業が、どのように事業を興したのか、その歩みを辿りながら先人の苦難や製品史を今に伝える企業博物館を取り上げています。今の暮らしに身近な製品を作り続けている大企業の誕生物語、未来を創造する展示などの見どころを簡潔に知ることができます。特集の最後には全国各地にある企業博物館を取り上げています。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょう。

溶いた卵に醤油を垂らし、熱いご飯にかけて味わう即席献立の定番・玉子かけご飯。第2特集は、今すぐ試したくなる妙技と裏技を集めた「口福の玉子かけご飯」です。日本人に馴染み深いこの一膳は、いつから食べられるようになったのでしょう。文献を繙くと、現代の食べ方に近い献立「玉子飯」として江戸後期の料理書に登場します。そんな玉子かけご飯の歴史を、江戸時代の料理書に詳しい女子栄養大学名誉教授の松本仲子さんに案内いただきました。滋味深い味に仕上げるための素材(米、醤油、卵、薬味)の選び方と使い方、卵の達人が指南する格段に旨くなるひと手間、さらに、森鴎外、池波正太郎、向田邦子といった玉子かけご飯に魅せられた文士の逸話なども紹介しています。

第3特集は、新茶が楽しめるこの時期ならではの、正しく知って美味しく淹れる「本当に旨い日本茶」です。まずは茶の歴史や種類などに触れ、至福の一杯となる旨いお茶の淹れ方を、茶師十段で東京・下北沢にある日本茶専門店『しもきた茶苑大山』の大山泰成さんが教えてくれました。今回は煎茶、玉露、ほうじ茶、冷茶の4種を取り上げ、必要な道具、茶葉の量、湯の温度、湯量、浸出時間、注ぎ方などを手順に沿って詳しく案内しています。

仰げば尊し「ニッポンの産業遺産」、口福の「玉子かけご飯」、本当に旨い「日本茶」を特集した『サライ』6月号。書店などで手に取ってお確かめください。

『サライ』6月号の目次はこちら
https://serai.jp/magazine/21788

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