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2014年8月現在、全国の国宝は1089件である。では、最も国宝の数が多い都道府県はどこか。

京都府か奈良県と考える人が多いだろうが、実は東京都なのだ。その数は276件。京都府は2位で228件、奈良県は3位で198件となっている。

神社仏閣が多い京都、奈良はともかく、東京に国宝が多い理由は何か。美術館、博物館の数が多いため、絵画など美術工芸品が多数所蔵されているからである。中でも東京国立博物館は、単館で日本最多の87件もの国宝を所蔵する。同館は明治5年に創設された日本最古の博物館で、当初より文化財の保護と公開を使命としてきた。東京国立博物館の存在が、東京の、ひいては日本の文化財保護意識を高めてきたと言っても過言ではない。

東京都は美術工芸品の豊穣さに比して、国宝建築は「正福寺地蔵堂」「迎賓館赤坂離宮」の2件のみと少ない。第二次大戦の空襲が大きな理由であることは言うまでもない。ちなみに、群馬県、徳島県、宮崎県には未だ国宝は存在しない。

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増上寺(東京・港区)の徳川家霊廟。観光名所として賑わった国宝建築だったが、昭和20年の空襲で焼失した。写真/奈良文化財研究所

 

特集「ニッポンの国宝」が掲載された『サライ』9月号。詳しくは、書店などで手にとってお確かめください。

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