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クルマは自由なのだ!【テリー伊藤のクルマコラム 第1回】

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。水曜日は「クルマ」をテーマに、演出家のテリー伊藤さんが執筆します。

文/テリー伊藤(演出家)

こんにちは、テリー伊藤です!

僕はクルマが大好きで、しかもあらゆるジャンルに手を出す主義です。サライ世代の皆さんのなかには、もうクルマへの情熱を失った方もいるかもしれません。だけど、豊かな人生を送るうえで、こんなにも楽しいものはない! 今の時代だからできるクルマの選び方・遊び方のヒントを、テリー流の価値観でご紹介しますので、どーぞヨロシク!

クルマ好きが高じてしまい、今は7台のクルマと暮らしてます。

■2000万円のスーパーカーより盛り上がるクルマがある!

最近、スズキのジムニーシエラっていうクルマを買ったんですよ。軽自動車のジムニーの排気量を大きくして、幅も広くした小型車です。広いといっても、横幅はたったの1.6m。最近のクルマはどれも幅が広くて、1.9mなんて当たり前。ドアミラーを入れたら軽く2mを超えちゃいますから、東京の道を走るのは大変だし、だいいち停める場所を探すのも大変です。

でもジムニーシエラなら細い道で対向車に出くわしても平気だし、小回りも利くので、僕はこれで仕事に行くこともあれば、古き良き街並みが残る東京の下町・谷根千(やねせん)めぐりを楽しんだりしています。そんなストレスフリーなクルマが、コミコミで200万円もしないで手に入るんです。

面白いことにジムニーシエラに乗って仕事の現場に行くと、スタッフや芸能関係の女のコたちにホメられることが多いんですよ。僕のキャラクターとか関係なしに、純粋にクルマに興味をもってくれる。これってすごいことだと思いません?

だいたい今どき、青山通りを最新のフェラーリやランボルギーニが走っていても、別にうらやましいとは思わないでしょ? むしろ、ひとりでハンドルを握っているのを見て、「きっと友達いないんだろーな」って思ったりして…。2000万円でも200万円でも関係ない。そこがクルマの面白さでもあるんです。

■クルマは思い出を作れる特別な存在

僕は小さい頃からかっこいいクルマ、モテそうなクルマに憧れて、大きくなったら絶対いいクルマに乗ってやるぞ! ていう気持ちでいっぱいでした。きっとサライ世代の皆さんも、昔は同じ思いだったはずです。

でも今の若い世代は違う。だって子供の頃から家のクルマが当たり前のようにベンツとかBMWだったりするんだから、高級車への憧れなんて湧くわけない。スタート地点が違うんです。でもそれは決して悪いことじゃないと、僕は思いますね。無理して高級車を買う必要なんてないんです。ファッションと同じで、そんなに真剣に考えることはなく、自分の価値観で選べばいいんです。

今はカーシェアリングという選択肢もあるけど、僕はそれでも自分のクルマを所有したほうが面白いと思っています。あるクルマ買い取り店の社長にお会いしたときに聞いたんですけど、売却したお客さんのほとんどが、引き取られていく我が子が見えなくなるまで立っているんですって。その切ない気持ち、すごくわかります。どんなクルマでも、乗っている間に育んだ思い出は、ずっと心の片隅に残りますから。そんな機械、ほかにありませんよ。冷蔵庫を手放すときに泣く人はいないでしょ?

クルマが特別なのは、思い出を作れるからであって、そこに所有する意味があるんです。僕も昔、三菱・ジープに乗っていたことがあって、楽しい思い出がたくさん作れたけど、乗り続ける根性がなかった。若かったんだなあ。別れ際に、「お前を乗りこなせなかった俺は、ひどい男だ。ごめんな」って……。

この話はまたの機会に詳しく紹介しますが、こうして語っていたら、またクルマと思い出を作りたくなってきましたよ。皆さんも、昔抱いていたワクワク感を思い出して、週末は中古車展示場に行ってみませんか?

【今週のテリー・カー:ジムニーシエラ】

オフロードをがんがん走れる、日本が誇るクロスカントリー4WD、ジムニー。その兄貴分がジムニーシエラで、余裕ある1.3Lエンジンは、高速道路を使ってのロングドライブも快適。価格は154万5000円~(税抜き)。ちなみにテリーさんの愛車のボディーカラーはスペリアホワイト。

文/テリー伊藤(てりー・いとう) 昭和24年、東京生まれ。演出家。数々のテレビ番組やCMの演出を手掛ける。現在は多忙な仕事の合間に、慶應義塾大学 大学院で人間心理を学んでいる。

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