【仏像切手ギャラリー】

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仏像の切手といえば、「国宝シリーズ」などの記念切手が筆頭に挙げられる。一方、普通切手でも、飛鳥時代から鎌倉時代まで様々な年代の仏像を見ることができる。

戦後、初めて普通切手に仏像が登場したのは、昭和26年発行の50円切手、『中宮寺半跏思惟像』だ。以降、高額面の切手には仏像が多用されてきた。

『浄瑠璃寺吉祥天立像』を図案にした1000円切手は、主線はインクが盛り上がって印刷される凹版印刷1色と、グラビア印刷3色の格調高い仕上がりで、高額切手に相応しい完成度といえる。

紙幣の肖像部分などにも用いられる凹版印刷は、再現が難しいことから、偽造を防ぐ目的で高額な切手に用いられることが多い。また、原版に忠実で細やかな線を印刷できることから、「国宝シリーズ」の切手に盛んに採用された。

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