はじめに-茶屋四郎次郎とはどんな人物だったのか

茶屋四郎次郎(ちゃや・しろうじろう)は、呉服から鉄砲まで幅広く取り扱った豪商です。三河時代の徳川氏の御用商人として活躍し、本能寺の変に際しては、その報をいち早く家康に伝えたことで知られています。

茶屋四郎次郎は、実際にはどのような人物だったのでしょうか? 史実をベースにしながら、紐解いていきましょう。

2023年NHK大河ドラマ『どうする家康』では、窮地に追い詰められた家康を何度も救う京の豪商(演:中村勘九郎)として描かれます。

目次
はじめに-茶屋四郎次郎とはどんな人物だったのか
茶屋四郎次郎が生きた時代
茶屋四郎次郎の足跡と主な出来事
まとめ

茶屋四郎次郎が生きた時代

茶屋四郎次郎が生まれたのは、戦国武将が支配権をめぐって争う戦国時代。その中で、商人は急成長する新勢力でした。戦国大名は領内における流通を活性化させるため、商人の中でも特に御用商人には広範な権限を与えたのです。城下町における商人の統制をはじめ、課税の代行、行商人の取締などを行なっていたため、戦国大名とは一心同体の関係にありました。

茶屋四郎次郎の足跡と主な出来事

茶屋四郎次郎は、天文11年(1542)に生まれ、慶長元年(1596)に没しています。その生涯を出来事とともに紐解いていきましょう。

三河の大名徳川氏の御用商人に

茶屋四郎次郎は、天文11年(1542)に誕生しました。先祖は山城国とも三河国出身とも言われ、詳細はわかっていません。姓は中島(もしくは中嶋)、名は清延(きよのぶ)といいました。

四郎次郎は、三河の大名・徳川氏の御用商を勤めていました。徳川家康とは同年齢だったことから、若年より三河に赴いて家康の側近に仕え、昵懇な間柄であったと言われています。軍用品の調達だけでなく、上方筋の情報を家康に提供したり、京都における旅宿の手配をつとめたとか。

また、家康が戦に出陣する際には、側近としても活躍しています。三方ヶ原の戦い、長篠の戦い、小牧・長久手の戦い、小田原の合戦など戦陣の御供数は53回にも及んだとか。甲冑で実戦に参加し武勲も誇っています。同時に食糧や軍需物資の調達にあたっても貢献し、商人としての利益も得ていました。そのほかにも、時には間者として、時には講和の内使として八面六臂の活躍をしたそうです。

浜松城前の徳川家康公像

家康の「伊賀越え」を支援する。次ページに続きます

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