光秀息女たまと細川忠興婚姻の持つ意味

光秀は帝(演・坂東玉三郎)と信長について語らう。

I:さて、今週の終盤では、満月の夜に正親町天皇(演・坂東玉三郎)と光秀が“密会”する場面が登場しました。

A:〈あの月には奇妙な男が住んでいるという〉という寓話を持ち出して〈その男がなぜあの月にのぼったのか〉〈木に咲く花をとりに行ったと〉とかいろいろやり取りしていました。

I:〈やはり月はこうして遠くから眺めるのが良いと〉など意味深でした。まあ、信長のことを言っているのはわかります。正親町天皇は〈この後、信長が道を間違えぬようしかと見届けよ〉と光秀に命じます。

A:光秀は〈はっ!〉と受けますが、そもそも財政難に苦しむ朝廷が息を吹き返したのは上洛した信長の支援があってこそ。正親町天皇も言及していた先帝(後奈良天皇)の時代は大変な時代だったんですけどね。

A:ところで、今週のラストで、光秀息女のたま(演・芦田愛菜)が細川藤孝(演・眞島秀和)嫡男の忠興(演・望月歩)に嫁ぐシーンが描かれました。

I:これまでも盟友という描かれ方をしてきた光秀と藤孝ですが、これで明智家と細川家が強い縁(えにし)で結ばれることになりました。

A:尺が足りないといわれる中で、最終盤にこの縁組が描かれるということがなんだか気になりますね。もしかしたらなんらかの闇が隠されているような気がしないでもない。

I:なんか考え過ぎのような……。ここまできたら達観してすべてを受け入れる心構えが必要だと思いますよ。

光秀息女のたま(演・芦田愛菜)の輿入れが描かれた。後の細川ガラシャだ。

本能寺の変まであと4年。光秀vs秀吉の暗闘深刻化 なぜ光秀は信長や秀吉にはきつくあたるのか?【麒麟がくる 満喫リポート】後編に続きます。

●ライターI 月刊『サライ』ライター。2020年2月号の明智光秀特集の取材を担当。猫が好き。
●編集者A 月刊『サライ』編集者。歴史作家・安部龍太郎氏の「半島をゆく」を担当。初めて通しで視聴した大河ドラマは『草燃える』(79年)。NHKオンデマンドで過去の大河ドラマを夜中に視聴するのが楽しみ。 編集を担当した『明智光秀伝 本能寺の変に至る派閥力学』(藤田達生著)も好評発売中。

構成/『サライ』歴史班 一乗谷かおり

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