今はちょうど二十四節気でいうところの「穀雨(こくう)」を過ぎたタイミング、田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころを指します。
春は万物の生長・発育の時期です。すべての機能が息吹き、伸びやかに活動を再開します。 天人合一(てんじんごういつ)の思想を持つ漢方では人体は自然の一部として捉えており、自然界で起こる事象は人体内でも起こると考えています。その為、人間の身体も冬の間じっと内蔵していたエネルギーが外へ向かい、活性化していく時期であるとされています。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
「春眠暁を覚えず」という故事成語がありますが、それでも朝早く目が覚めてしまう、場合によってはトイレに行くために夜中に何度も起きてしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
前回はそんな人向けの漢方薬についてご紹介しましたが、今回は養生、つまり生活習慣やライフスタイルについて医学博士の宗形佳織先生にお聞きしました。