朝食中にできて超簡単!脳が覚醒して1日の過ごし方が変わるマインドフルネス瞑想

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前回の記事「1分間“お腹の呼吸を感じるだけ”でOK!嫌な気持ちを手放すマインドフルネス瞑想」では、「今、ここ」の意識が大切だとお伝えしました。

今に意識を向けるマインドフルネスは、なんと食べながらでもできるのです!

医学的にも朝食の大切さは明らかとなっていますが、バタバタと慌ただしい中で済ませていませんか?

そうではなく、これからはじまる1日にあれこれと思いをはせてしまいがちな朝に、はじめのひと口だけでもマインドフルネスな食べ方を行なうと心が整いやすくなります。

今回は、朝食を食べながら行うマインドフルネス瞑想をご紹介したいと思います。

■1日の過ごし方が変わるマインドフルネスイーティング

まず、一口目に食べるものを決めます。例として、ここではイチゴにしてみましょう。

(1)「イチゴを食べます」と心の中でつぶやき、イチゴをゆっくり手にとります。

(2)まずイチゴの色や形を眺めます。「はじめてイチゴを食べる赤ちゃん」のような気持ちになって、しげしげとその色や形を眺めてみてください。

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(3)次にその香りをかぎます。甘酸っぱい香りをしっかりと胸の奥まで吸い込みます。

(4)ゆっくりイチゴを口に入れましょう。口の中でイチゴと触れた舌や粘膜の感覚を感じます。

(5)ゆっくりとイチゴを感で、その歯触りを感じます。

(6)口の中にあふれ出す甘酸っぱい汁の香りや味を感じましょう。

(7)ゆっくりとイチゴを咀嚼しながら、口の中でイチゴの形が崩れることで変わっていく歯触り、舌触りを感じます。さらに味の変化も感じていきましょう。

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(8)最後にゆっくりと咀嚼したイチゴを飲みこみます。

■なぜマインドフルネスイーティングが心と体に効くのか

医師の立場からみても朝食に糖質を摂ることで、夜寝ている間に下がっていた血糖値がググっと上がり、脳に栄養が流れ込みます。そして下がっていた体温がぐんぐん上がりはじめます。

それだけでも脳をある程度すっきり覚醒させることができますが、さらにそこにたんぱく質とビタミン、ミネラルを加えれば、脳と体のシャッキリ度は最高。

こうした医学的にも素晴らしい効果のある朝食をマインドフルネス瞑想を行いながら、食べてみましょう。さらに心が落ち着き、穏やかに意欲と集中力を高める効果が期待できます。

食べ物は簡単な手早く準備できるもので構いません。パンを食べる時はまずちぎって香ばしい香り、甘くふんわりとした優しい食感と味を楽しみます。

卵を食べるときもそのハツラツとした黄色を眺めたり、白身のプルプルした感触を感じたり、口の中に入れたときの濃厚な味をしっかり確かめます。

あなたの心を「今、ここ」に戻すことで朝の憂鬱な気持ちやこれからの仕事や活動への不安や緊張、恐れを和らげることができます。朝のひとときを変えることで1日の過ごし方が変わってくるはずです。

 

監修・構成/奥田弘美
取材・文/庄司真紀
イラスト/村山宇希

指導/奥田弘美(おくだ ひろみ)
精神科医(精神保健指定医)、日本医師会認定産業医、作家
1992年山口大学医学部卒業。精神科医、産業医として日々多数のビジネスパーソンの心身のケアに関わっているなかで、マインドフルネス瞑想がストレスケアに大きな効果を持つことに気づく。有志とともに日本マインドフルネス普及協会を立ち上げ日本人に合ったマインドフルネス瞑想法を研究しつつ、執筆、セミナーを通じてわかりやすい実践法を伝えている。最新刊は「1分間どこでもマインドフルネス」(日本能率協会マネージメントセンター)。

【参考図書】
『1分間どこでもマインドフルネス』
(奥田弘美・著、本体1,400円+税、日本能率協会マネジメントセンター)

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