皆さんは、漢方薬と聞くとどんな印象がありますか?「苦いけど体によさそう」「葛根湯は知っているけど……」など、「そもそも漢方ってどんなもの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな基本的な漢方に関する疑問や基礎知識を、漢方の専門家にわかりやすく解説してもらいます。 第39回のテーマは、「脂肪燃焼に効く漢方薬」です。あんしん漢方(オンラインAI漢方)の薬剤師、竹田由子さんに教えてもらいました。
漢方で脂肪が燃える理由
漢方薬は、冷え、むくみ、膨満感、便秘などの不調に効果が認められているものがあり、なかでも冷えの改善は脂肪燃焼につながります。
漢方薬により冷えや血流が改善されると、基礎代謝が上がるため、脂肪が燃えやすくなり、太りにくく痩せやすい体質を手にいれることができます。
1.漢方薬は体重を減らす薬ではないので注意
ここで注意しなければならないことは、漢方薬はあくまでダイエットの手助けをしているだけということです。
漢方薬は食事療法や運動療法と併用することで、体内を改善し、ダイエット効果を高める働きがあります。
そのため、ヘルシーなものを食べたり、夜食や間食を控えたりなどの食事療法や、筋トレなどの無酸素運動やランニングなどの有酸素運動と併用して漢方薬を飲むようにしましょう。
脂肪燃焼に効く漢方薬
漢方薬はダイエット時に様々な手助けをしてくれることがわかりました。
しかし、どの漢方薬を選択すればいいのか分からないという方も多いと思います。そこで、脂肪燃焼におすすめな漢方薬を3つほどご紹介します。
1.大柴胡湯(だいさいことう)
気の巡りを促してストレスを低減させ、便通も改善します。体の余分な熱を取り除き、肝の働きをよくして、脂質代謝を改善します。高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛にも使用できます。体力があり、がっしりとしたタイプで、便秘が気になる方におすすめです。
2.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
暴飲暴食などによる体の余分な熱を取り除きます。血流や水分代謝を促し、便や汗などで不要物を体外へ排出し、体を軽くします。脂質代謝機能を改善するので、ため込んでいる脂肪を減らすのに役立ちます。体力があり、お腹がぽっこり出ていて、便秘が気になる方におすすめです。
3.防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
水分循環を促し、余分な水を排泄させます。水太りの肥満症の方によく使用されます。肥満に伴う関節の腫れや痛みにも有効です。汗かきで疲れやすく、太りぎみの方におすすめです。
漢方は体質との相性で正しく選ぼう
漢方薬には様々な種類がありますが、漢方薬同士の相性がよく、服用する人の体に最適な漢方薬でなければ、効果が期待できないだけでなく、副作用が生じてしまう可能性があります。自分の体に合った漢方薬を選択することを心掛けましょう。
漢方薬の選び方がわからない方には、「あんしん漢方」というサービスがおすすめです。「あんしん漢方」では、薬剤師などの医療チームがAIを利用して、オンラインで漢方相談を行っています。
こういったサービスを利用しながら、自分の体に合った漢方薬を見つけていきましょう。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=221432a9sera0114
脂肪を燃焼してダイエットを成功させましょう!
今回は、脂肪燃焼に効果的な漢方薬について紹介しました。
なかなか思うようにいかないことの多いダイエット。漢方薬を活用して、ダイエット成功へ大きな一歩を踏み出しましょう!
さて、次回は「眼精疲労に効く漢方薬」です。お楽しみに!
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