さて、まぐろについての知識も得たところで、次は買い物情報です。

各店舗では、その日水揚げされた新鮮なまぐろを販売しています。それも、かなりお得な値段です。全4種あるまぐろをすべて扱っている店もあれば、ちょうど旬のクロマグロに特化して、大トロ、中トロ、赤身、それぞれの切り身をパック詰めしたものを並べる店もあります。

冷凍していない生鮮まぐろを扱っているので、その白子や卵も売られています。まさに珍味です。

クロマグロの大トロ、中トロ、赤身の切り身を1パックに。それぞれの部位の美味しさを味わえます。

クロマグロの大トロ、中トロ、赤身の切り身を1パックに。それぞれの部位の美味しさを味わえます。

生鮮状態で水揚げされるからこそ、卵や白子も店頭に並びます。なかなかお目にかかれない珍味です。

生鮮状態で水揚げされるからこそ、卵や白子も店頭に並びます。なかなかお目にかかれない珍味です。

また、市場に唯一ある飲食店『丼・すし まぐろや本舗』では、多彩なまぐろ丼と鮨を味わえます。朝6時~11時は、まぐろの漬けをお茶漬けにした「茶漬け丼」(380円)と「海鮮卵かけご飯」(480円)の2品のみですが、11時からはワンコイン(500円)で食べられる「まぐろ丼」をはじめ、まぐろを使った15種類の丼に、握り鮨とメニューも豊富です。

生鮮まぐろの赤身に、海ぶどうも添えられた「まぐろ丼」。「ねぎとろ丼」、「まぐろ中落ち丼」とも各500円という安さ。

生鮮まぐろの赤身に、海ぶどうも添えられた「まぐろ丼」。「ねぎとろ丼」、「まぐろ中落ち丼」とも各500円という安さ。

「市場で働く人のための食堂」という役目もあるので、この安さになっているそうです。市場には定休日はありませんが、『まぐろや本舗』は月曜日が休みとなるので、ご注意を。

このように、沖縄は“まぐろの島”で、なかでも那覇市は“まぐろ都市”でもあるのに、イマイチその情報が全国に伝わっていないのが残念です。

そこで現在、沖縄の天然生鮮まぐろを「沖縄美ら海(ちゅらうみ)まぐろ」と名付けて、アピールしていこうとしています。飲食店の店頭にのぼりが立っていたり、デパートやスーパーの鮮魚売り場には、「沖縄美ら海まぐろ」のシールを貼ったまぐろも並んでいます。

沖縄に来られた際には、ぜひ「まぐろ」を食べてくださいね。

◾泊いゆまち
住所/沖縄県那覇市港町1−1−18
電話/098−868-1096
営業時間/6:00〜18:00(店舗によっては売り切れ閉店)
http://www.tomariiyumachi.com

取材・文/鳥居美砂
ライター・消費生活アドバイザー。『サライ』記者として25年以上、取材にあたる。12年余りにわたって東京〜沖縄を往来する暮らしを続け、2015年末本拠地を沖縄・那覇に移す。沖縄に関する著書に『沖縄時間 美ら島暮らしは、でーじ上等』(PHP研究所)がある。

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